H22.11.5 巡礼
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信濃三十三観音霊場 全地図


南下−03地図
(11清瀧観音堂→皆神山→松代象山・舞鶴山大本営跡→
  7桑台院→4風雲庵→5妙音寺→6観龍寺→東屋代駅)

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尺八を携え巡った信濃霊場記






 日本が敗戦間近く、本土空襲も激しくなった頃、松代の象山という場所に大本営を移設しようとする計画が有ったのですねぇ。
松代城跡

 ネットでの事前調査では、車を置く所が無く駐車場は500mほど離れているとなっており、松代城跡の市営駐車場に車を置き、そこからママチャリを引っ張り出して漕いで行きました。


 行く途中、武家屋敷などが有り、ゆっくり探勝するには良い所なんですねぇ。


 しかし、今回はそおいう箇所を次回ということにして大幅にカットし、大本営が有ったという「松代象山地下壕」へ行きました。



 事前調査どおり象山大本営跡の地下壕へ行くには、道幅が狭く車では無理ですなぁ、自転車で来て良かった。


 象山大本営跡に着くと入口付近で先客の団体がタムロしており、案内人のような人が何か話しています。


 それを掻き分けて、プレハブ事務所の受付へ行き、ここに自転車を置いて良いかと許可を取ると、あっさりOKしてくれました。

松代象山地下壕
 
「どこから来た?」と聞かれてパンフレットをくれ、「そこのヘルメットを付けて入ってくれ。」と言われ、ここまではネットの情報どおりです。
 はい、もちろん全て無料ですがなぁ。


 さきほどの団体の案内人が、
「ここに生えてる植物が「コーリャン」で、当時は、これを食べていた」と当時を偲ぶために植えたらしい。


 ふう〜むぅ・・「コーリャン」という名前を聞いた事は有るが見たのは初めてだ。
 説明では、あんまり美味くなかったらしいが・・・


 団体が地下壕に入って行ったので、それに続いてゾロゾロ・・・

象山地下壕 入口
 地下壕での途中での説明は、聞いていて「うん、うん・・」と、うなづきながら見学して、わかりやすかった。


 しかし、やはり戦争にまつわる事なので、どうしても日本だけを悪い事にしちまう自虐傾向に有るんですねぇ。


 説明の中で「皇民化」「創氏改名」「強制連行」のパネルを出して、「強制的にされた」と言います。

象山地下壕 入口付近
 σ(*_*)が調べた限りでは、当時半島は清の属国であり独立国ではなかったので、自分から進んで「皇民化」「創氏改名」をして日本人になろおとしており「創氏改名」は決して強制ではなかったと思うが。


 「強制連行」についても、案内人が
「他の場所よりも少し多く給料を支払い、むしろ日本人よりも良い生活をしていた」と自ら語ったように、これは強制連行ではなく、自らの意思で働きに来た「出稼ぎ」「外国労働者」と解釈する方が自然と思うが・・


 また確かに当時の日本は朝鮮を「併合」したが、「植民地」にしたわけではなく、「併合」「植民地」の意味の違いを知っていて案内人は話しているのだろおか?

象山大本営 地下壕通路
 知らずに同じ意味だと思ってるのか、はたまたわざと植民地という単語を使ってるのか?


 この時、案内人はパネルグラフを出して
「当時3000名が強制連行された。
日本人が拉致されているが、このように多くの強制連行者の数字が有るから歴代の政府は何も言えなかった」
と説明します。


 ウソこけぇ・・言わなかったのは朝鮮総連やら何やらの関係団体がうるさかったから言わなかっただけじゃないか。


 それを言うならば、ここで働いていた人達への賠償等は既に政府間で決着が付いており、帰国したい希望者は全て帰っており、現在日本に残っている半島の人達は自分の意志で残ったか、終戦後に密入国した人達だけと言うべきだ。


 案内人は「北朝鮮に拉致された日本人は、既に賠償を終えてるので即刻帰国させるべきだ」と付け加えるのが公平な立場ではないだろおか。


 また現在、日本に居る半島の人達はいつでも自由に自分の祖国へ帰る意思が有るならば帰れるはずであるが、北朝鮮に拉致された人達は、帰りたくても帰してくれないという大きな違いがある。


 他の穴の説明で
「憲兵隊が逃げないように入口で番をしていた」との事だが、軍の建造物を作ってるのだから、そりゃあぁ秘密保持を厳正にするのは日本軍だけでなく、どこの国の軍隊でもそうするのは当然だと思う。


 
「沖縄戦で牛島中将が大本営より、松代の地下壕が出来るまで戦いを引き延ばせと命令を受けた。
 しかし中将が「米軍の攻撃を受け、これ以上は持ちこたえられないので降伏したい」と大本営に伺ったが、この地下壕がまだ完成されていないので許可されず、二度目に伺った時に地下壕の大部分が完成したので、ようやく許可が出てあの悲劇になった。」
と説明します。


 うむうぅ・・その話しは初めて聞いたなぁ。


 確かに沖縄戦は本土防衛の引き延ばしのためとも聞いた事が有るが、しかしだからと言って今の話しの出所というか、それを証明するような書類は存在するのだろおか?
 ましてや「降伏」なんて事を、当時の中将が大本営に対して伺うじゃろか?


 その他、原子爆弾開発に関する話しも有ったが、聞いていて何でもかんでも、この地下壕に絡めているような気がする。


 まぁ、自分が案内している場所だから、贔屓的に関連付けたいという気持ちは、わからん訳ではないが・・


 最初の頃から団体の後をゾロゾロを付いて説明を聞いており、終点付近に来た時に終わったと思ったので、先程は団体の陰で見れなかった展示パネルの所へ戻ってパネルを見ていると、案内人が来て
「ここへ集まってください」というので、そか・・そんならばと、ついついそのまま2・3歩団体の前の方に出てしまった。


 すると案内人は、説明を始める前にジイッ〜とσ(*_*)をにらみ
「私が説明しているのは、この方達(団体)からお金を貰ってしているボランティアです。お金を払ってない人は前に出ないでください」と言われちまった。


 はらっ・・そおだったの?、ボランティアで説明する人が居るとは聞いてたが、てっきりボランテイァだから無料奉仕でやってる人だと思ってたが、お金を貰う商売人が説明していたのね。


 「ボランティア」と「お金を貰う・貰わない」とで区別する商売人とどこが違うのだろおか?
 何となく「ボランティア」という美名に隠れた商売人のような気がするんだが、だれかその違いを知ってる人がいたら教えてね。


 それはそれとして、そりゃあぁ〜金も払わずに、すまねえ事をしちまったなぁ〜・・と思い、団体の方へ向き直って
「どうもすいません。
 知らなかったとは言え、タダで聞いちまい申し訳ありませんでした。」
と頭を下げました。


 ホントならば、そこまで言われたのならば、言われるままの料金を「自称お金を貰うボランテイァ」のジサマに払って、先程の強制連行の事等を質問してやりたかったが、お金を払った団体さん達が不愉快な思いをするだろなぁ〜と思い止めときました。


 地下壕を出て受付で次に行く予定の舞鶴山地震研究所の場所を聞くと、
「前に流れる川に沿ってズウッ〜と行けば良い」と親切に教えてくれました。


 自転車に乗って出発しようとしたら、出入り口付近に居た一人のオバハンが
「どおでしたか」と声を掛けてきたので「はい、良かったですよ」と答えて、それ以上話さずに出発しました。


 たぶん、敷地近くに隣接してる「もうひとつの歴史館・松代」と言う、日本を自虐するのが大好きな人達が運営する人だと思う(これもネットでの事前調査した際、リンク先で確認した)。


 1年後に図書館で「松代大本営 歴史の証言 青木孝寿(著)」新日本出版社の本が図書館に有ったので読んでみました。


 「自称ボランティア」のジサマが説明した事と全く同じ内容の事が書いてあり、ヒョットしたらジサマがこの本の著者だったのかな?と思うほどだった。


 本にはソース元も記載されており、それについては記録的には正しいと思う。


 但し、この本にはジサマが言った
「3000名の強制連行のために拉致被害者が返されず、時の政府もそのことにより強く言えなかった」という事は一字も書いて無かった。


 また
「沖縄戦の牛島中将の件」についても、全く記載されていなかった。


 「自称ボランティア」のジサマは、どこからそんな話しを持ち込んで来たのだろおか?


 本に書いてあった記録的な事は、ほぼ事実かもしれまへんが、その事実の中にチョッピリと自分の主義主張するウソを付け加えると、そのウソまでも事実だったと錯覚しちまい、それが年月が経つと「従軍慰安婦」問題のように、いつのまにか真実だった事になってしまう。
象山大本営跡 終点

 「自称ボランティア」のジサマは、どおいうつもりでやってるのかわからんが、それが日韓友好になると思っているのじゃろか。


 そのような事を聞かされた日本人は、どう思うかな?


 既に謝罪も補償もしているのに、いつまでも、しつこく終わった事を言ってタカってくるなぁ・・と思い、むしろ嫌韓になるのではないだろおか。


 一昔前までならば、何でもかんでも日本は悪く、こおいう話題はタブー視され、余り語られる事もなく、すんなりジサマの言う事を信じたかもしれなく、またこのように自分が思ってる事を書くと「戦争美化」「差別」のレッテル貼りをされて、自由に書けない雰囲気でした。


 しかし、今はネットで何が真実だったのか自分で調べる事ができる世の中になり、たぶん10年後にはホントの事を知る人がもっと多くなると思う。
象山大本営跡 ボランティア

 歴史に「もしも・・」が有るならば、もし・・あの世界情勢の中で半島を併合しなかったならば、半島は現在どのような状況になっていたじゃろか。


 日本の偉人・福沢諭吉先生も「かの国には、関わるな・・」と警告したらしい。


 これを読んだ皆の衆が、いつかこの地下壕へ行く機会が有りましたならば、「自称お金を貰うボランティア」の人が、どのような事を言うかジックリ聞いて判断してください。








注意
 
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 無料サーバーを使用しているため、更新が行われないと、数ヶ月後に削除されるらしいです。
 お手数ですが「第一部」と称していた「遍照の響き」に移動して頂き、以後はそちらの該当ページを参照してくださるよう、お願い致します。
           H23.10.27  亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・