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信濃三十三観音霊場 全地図


南下−01地図
(菩提院・小菅神社・阿弥陀堂)

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尺八を携え巡った真の三十三観音霊場記



 やがて岩というよりも・・岩壁が山肌にそびえ立ち、杉木立に注連縄を張って、岩の下に小さい祠が奉ってあります。
愛染岩

 「愛染岩」と標識杭に書いてあり、雰囲気的にも自然を取り入れた良い神域だと思う。


 祠の側に看板がありましたが、風雨のため判読不明で何が書いてあるかわかりません。


 帰ってネットで調べると、愛の成熟だとか何とかの神様らしく、トシヨリには、もう枯れちまってるので関係ないなぁ。

蝦蟇石
 道筋には「蝦蟇石」つうのが有り、だれかが目・口をペンキで描いたらしい。


 もっともそれを描かなかったら、どう見ても「蝦蟇」とは思えず、タダの岩だと思い通り過ぎちまうだろうが・・・・



 それにしても、もおチット愛嬌の有るように描けば良いのにぃ。
 目の方にも「付けまつげ」等を入れて、カワイラシく描くとか・・
 標識杭に書いてなかったら、ここらの参道に住むバケモンかと思うでぇ。
太鼓橋

 果たしてこれを描いた方が良かったのか、何も描かず自然のままで想像させるのが良いのか、これはちと判断に苦しむ所ですねぇ・・わからん。


 道に木造の橋が架かっており、こんな橋にも「太鼓橋」という名前を付けてるのですねぇ。


 ここまで材料を運んで作るのは苦労したと思い、せめて名前位は立派なのを付けて、その老をねぎらわないと・・・。
不動岩の結界

 やがて道の真ん中に、縄を張って「通せんぼ」してあり、あららっ・・行けないの?と思ったら、「不動岩」の結界だった。


 結界の注連縄を潜って、弘法大師が筆を投げたという「不動岩」を探し、たぶん対面に有る谷を隔てた岩だと思うが、木の枝葉が茂っていて、よぉ〜わからなかった。


 ネットで調べても、皆さんがこの岩がどの付近・方向に有るのかわからんよおです。
 関係者の人が見ていたら、矢印の看板でも付けておいてね。


 やがて道が二手に分かれており、その中央の大杉に看板が打ち付けてあります。

鏡石
 見ると「探勝コース(初心者)」「参道(岩場有り)」と書いて、下には略図が描いてありました。


 ネットで調べた時には、道が二手に分かれているという記載は見なく、たぶんここへ来る人にとっては常識だったのかもしれん。


 とりあえず「参道」の方が近いだろおと思って行き、「御座石」と良く似た「鏡石」という平べったい石を通ると、いきなり4mほどの岩場が有り太い鎖が2条垂れてます。(一番上の写真)
鎖場

 この鎖場を上るというのも、ネットでは発見してなく想定外だった。


 うむうぅ・・こりは確かに初心者向きじゃないわなぁ・・と看板説明の親切さに深く感心した。


 ヨッコラセッ・・と、鎖をに掴まりながら上ると平坦な道で、ホッ・・・
 この先、どんなオトロシイ場所が有るかと、はらはらしていた。
築根岩

 「築根岩」の標識杭に「上杉氏がここで千灯を献じた」と書いてあったが、どの岩の事なのか、やっぱりわからん。


 すぐ近くに「比丘尼石」つうのも有り「女人禁制を破った者が石になった」と書いてあるが、これもどれが石になっちまった気の毒な石なのかわからん。
比丘尼石

 「比丘尼石」付近で道が消え・・はれっ?と思って当たりを見渡すと、そこからもお一度、岩登りというのか崖上りをするのですねぇ。


 わあぁぁ〜ぁん・・そんな事、聞いてなかったぞぉ。


 鎖は無かったが、石に手を置き、草を掴みながら、ほぼ垂直に近い崖を・・・


 上ってる途中で小屋が見え、それが小菅神社かと思って思わず拝みそうになったが、上がってみるとそれは使われていない単なる小汚い小屋で、社務所だったのでしょうか?


 元は石灯籠だったらしい物が道筋に2基立っており、山に続く小道を行くと清水寺風の社殿が見え小菅神社奥社に到着。


 奥社回廊の賽銭箱にノートが置いてあり、昨日登った人が一人居ました。
 熊が出るというのに、数日に一度の割で参拝客が上ってるようで、思ったより来ている。
小菅神社奥社小菅神社奥社

 社殿の横にチッコイ池が有り、樋から池に水が流れており側にコップが置いてありました。


 コップに水を汲んで飲もうとしたら、回廊に残ってた越後屋が飲みたそうな顔していたので、飲まずに回廊まで持って行きました。
 σ(*_*)って、ホントは優しい人間なのです。

小菅神社奥社
 回廊から手を伸ばしてコップを受け取ろうとする越後屋に、
 
「ワン(犬の鳴きマネ)は?」
 
「ワン」と言って、犬がチンチンする時のマネをします。


 こいつもジョークに乗って来るヤツじゃのおう。
       (^O^)ヨシヨシ・・


 コップを渡す寸前に
「ここで「アッ!!」と言って、わざとコップ落としちゃったらどおする?」と言ってニヤリと笑ったら、
「キャハハ・・」と大笑いした。
小菅神社奥社 池

 池の上に「鼓岩」という標識杭に「手を打つと太鼓の音が聞こえる」と書いてあったので、その場で手を叩いてみたが何も反響が聞こえなかった。


 正面の岩が「鼓岩」かと思い近寄り、岩窪に近寄って手を叩いたが、太鼓の音は・・やっぱり聞こえず、どの岩なのか、わからん。


 先程からσ(*_*)が手を叩いてるのを見て、越後屋が
「何、アホな事しとるんじゃ」と聞いて来たので教えてやると、わざわざ社殿の回廊を跨いで降りて来て、自分でも手を叩いて確かめ始めた。
鼓岩

 こおいう、どおでも良い事には一所懸命になるヤツじゃ。
 その言い分が
「自分だけ知らなかったら、損するので・・」


 ネットで見ても、この池とか鼓岩の事は出ていなく、参拝客は回廊から景色を眺めるだけで、池等には気付かず帰ってしまい、ひょっとすると隠れた神秘的な穴場かもしれまへんなぁ。


 帰り道は、小屋の方から道が続いているので下りて行くと、先程の分かれ道に来て、この道は「探勝コース(初心者向き)」だったよおです。


 うん、確かに道幅も有り「参道コース」よりも、おだやかな道だった。


 帰り道は、上って来る時には気付かなかった展望が有り、千曲川が見えました。









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           H23.10.27  亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・