H21.9.11 巡礼
H23.9.10 UP



「諏訪大社 本宮」
諏訪湖付近に有名なる諏訪大社が有るのは知っていました。
しかし、この巡礼で下調べをするまで諏訪大社が、上社「本宮」「前宮」、下社「春宮」「秋宮」と4社も有るのは知らず、大きいのが1社だけ有ると思ってたんです。

お陰様で一つカシコクなり、近所・親戚・兄弟のジジババ共にエラソ〜に自慢出来ます。
有賀峠を越えて、旧道を上社「本宮」に向かうと、おぉぉ・・さすが諏訪大社、道に鳥居が立っており、たぶん「波除け鳥居」だと思う。
道端には清水が出ているのか、オバハンが何かを洗ってます。
諏訪大社本宮の境内に入り、グルッと見渡して社務所が有ったので、まずはここで献笛の許可を・・

「あのぉ〜・・こちらで尺八の献笛をしても、よろしいでしょうか?」
「はっ?・・」と聞き返され、しばし腕組みをして考え込む神主さんの姿を眺めつつ、何をそんなに深く悩み、真剣に考える事があるのか・・
しばし瞑想の後「賽銭箱の横で良いのならば・・・」と、ありがたい御神託が下った。
へい、賽銭箱の横でも・・玄関の隅っこでも・・橋のたもとでも・・鳥居の横でも・・場所は、どこでも構わないんです。
とにかく参拝したという証として、境内のどこかで献笛出来れば、ええんです。
今まで名の有る大きい神社や寺で献笛の許可を伺った時、高野山「奥の院」、伊勢神宮の2カ所以外はOKでした。

そおいう所で許可をする際に、担当者が考え心配するのは、神域・霊域の中心である室内や区域に入りたいのかを確かめたいようで、基本的には参拝はOKのような気がします。
そりゃあぁ、そおですわなぁ・・
どこの馬の骨かわからん小汚い者が、大切にしとる神域・霊域で、これまた訳のわからん曲を吹いて、やかましい音を出しちまったら、神様も仏さんもビックリして逃げちまうかもしれまへんからなぁ・・心配は、ごもっともです。
近道してすぐに参拝所へ行っても良かったのですが、せっかく来たのだから隅々まで見とかないとね。
境内には、「雷電」の手形と像が立っておりますが、ここで奉納相撲でもしたのでしょうか?


東参道側に有る「入口門」から入り「布橋(一番上の写真)」を渡ってる途中に「四脚門」があります。
余り目立たなく控えめな小さな門なので、単なる裏木戸か勝手口程度の門で、そこらの使用人が出入りする門・・という感じがしますが、これ重要文化財らしいです。

この門が「重要文化財だから、どうのこうの・・」とかいう、そんな名刺・肩書きのような表面的な事は抜きにして、聞いて驚くでねぇ・・
実は、この門を通じた正面が諏訪大社本宮の御神体が有る位置らしい。
知ってる人は知っており、この門より参拝するが、知らない人は知らずに「ふうぅ〜ん」と通り過ぎちまう門です。
するってぇ〜と、奥にある参拝所はどんなの?・・・という事になり、参拝所からは「神居」を拝しており、御神体は左側となって正面から拝してないらしい。

この事は諏訪大社の案内看板には書いてなく、下調べした時にネットで知りました。
どおじゃ・・まいったか、トッツアン。(^O^)
なので、よっぽどこの門の前で尺八を吹こうか・・と思いましたが、人が通行する狭い場所だし、知らない人は「こんな所で何やっとんじゃ、参拝所は向こうの方やでぇ〜」と鼻先で笑われるかもしれんので止めときました。
参拝所では賽銭箱横で中年の男の人が、ジイッ〜と頭を垂れ手を合わせて祈っています。
一生懸命に祈ってる人の側で尺八を吹くと、ジャマになるかなぁ・・と思ったが少しの間、目をつぶってもらう事にして参拝しました。

参拝後も、まだ男の人は同じ姿勢で祈ってます。
よほど強い祈り・願いなのでしょう。
四国遍路で尺八を吹いて参拝した時、聞くともなく聞いてしまった「何卒・・なにとぞ・・お願いします」という、何としてでも叶えて欲しい必死なる祈りを思い出します。

「諏訪大社 前宮」
上社「前宮」へ行く途中、小山の上まで続く長い階段がある社が有りました。

この階段を上がっていくのもタイヘンでしょうなぁ。
「前宮」は「本宮」よりも、規模が小さく普通の神社程度の大きさです。
そのためか「本宮」ほど多くの参拝客が居ません・・というか、夕暮れ時だったためか、だれもいなかった。
同じ諏訪大社の一つなのに、この差は何なのじゃろか?
ここで越後屋が一日中、自転車を漕いだり押し歩いて疲れたためか、鳥居の側で「ヨヨヨ・・・」と崩れ倒れました。

えっ・・こんな所で倒れて欲しくないなぁ・・・
このままにしておくと、行き倒れになたババアの「生ゴミ」が捨ててあると大騒ぎになるので、しかたなく「生ゴミ」を鳥居の側までズルズルと引きずり、座らせて少し休みました。
鳥居付近から見える、古い石段の建物が本殿かと思ってたら、案内図を見ると「十間廊」という祭殿でした。

本殿というのか拝殿は「十間廊」側の階段を上がった、もう少し上の道を200mほど歩いた所にあるよおです。
その事を越後屋に言って、拝殿へ行こうとしたら、越後屋が「疲れて行けないから、明日にしよう。」と言い始めます。
な・・何を今さら・・・わずか200mほどの距離を歩けば済む事なのに、目の前で引き返して明日再び来るなんてアホらしい事を、よぉ〜考えつくなぁ。

「疲れてるならば自分だけ、そこで休んで待ってれば良いじゃねえか」
「せっかく来たのに、自分も行ってみたい。
だけど今日は止めよう。」
何でσ(*_*)が、そんな自分勝手な、どうしょうもないワガママに振り回されて「はい、はい・・」と素直に従わなければアカンのじゃ。

こおいう事があるから、σ(*_*)は自分一人だけで自由気楽に、だれからも煩わされない思うままの旅をしたいんだよねぇ。
「一緒に行こう、付いて来い」なんて言ってないのにぃ・・・ブツブツ・・・
しばらく「すった、もんだ・・」してたが、とても明日再び来るというアホらしい事は、どおしても出来ないので階段を上がり始めたら、後ろから越後屋が付いて来た。

「すった、もんだ・・」してたもんだから夕暮れが進み、ぼちぼち薄暗くなりました。
拝殿の前に小川が流れており「名水「水眼(すいが)」の清流」と書いた看板があり、勢い良く水が流れており、柄杓が有ったので飲んでみました。
付近に長い柱が立っており「御柱」というらしく、、諏訪付近ではこの4本の柱に囲まれた区域が神域のよおです。
神主さんも居ないよおなので、 暗くなり始めた賽銭箱の前で一曲吹きました。







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H23.10.27 亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・