H21.9.11 巡礼
H23.8.31 UP
信濃三十三観音霊場 全地図


諏訪・安曇−01 地図

    HOME > 「信濃三十三観音霊場」目次 > 2 はびろ道

尺八を携え巡った信濃33観音霊場



 前日、自転車を伊那北駅付近に置きたかったのだが、駅付近は町中なので車から自転車を降ろしたりすると、何が始まったのかと見物人が来そうなのでヤンピ。
田畑駅

 なもんで、地図を見ながら付近をウロつき、隣の無人駅である「田畑駅」へ行き、駅より少し離れた所に有る、錆びてボロボロの自転車置き場が有り、そこに置いておきました。


 諏訪湖に車を置いて車中泊し、一番列車で田畑駅まで来て、22番「仲仙寺」へ向かって出発。


 「神子楽」集落の神社まで来て、そこで一休み。


 なんせ伊那北駅から出発の予定が変わっちまったもんだから、地図で赤鉛筆で付けていた道筋と違う道を行かなければアカンので、合流地点までの道を再確認。


 信州は山ですねえ・・それは常識で、わかっていたんだけれど・・・


 地図上では等高線が緩やかに記載されており、平野で永年暮らしていた感覚のため、これ位の等高線の傾斜だったら、たいした坂道では無いと思ってました。


 確かに見た目は坂道と思えない平坦な道でしたが、しかしママチャリ自転車を漕いでると、これが微妙な坂道なんですねぇ。


 微妙な坂道でも、これが長距離続くと自転車を漕ぐのはトシヨリにはキツイ。


 自転車を降りて押して歩き・・・、足の疲れが取れたらまた自転車に乗る・・の繰り返し。


 変速ギヤ付きの自転車ならば、乗りきれたかもしれんませんが、なんせ町中を買い物するためのママチャリ自転車なもんだから、変速ギヤなんてハイカラなモンは付いてまへん。


 平野を秋風に乗ってルンルン気分で自転車を漕ぐつもりでしたが、ここで計画時間の計算をミスしちまい、机上の考えでは無く、やっぱり実際にやってみないと、こおいう事はわからんもんです。


 穏やかな道を自転車を押していると、道端に赤いリンゴがなってる木が有ります。


 おぉぉ・・そお言えば、ここはリンゴの産地だったなぁ・・と初めて気付いた。


 スーパーで売ってるリンゴしか見た事が無い人間なので、赤いリンゴがなってる木を見ると、そりゃあぁ〜・・もう感激しちまい、珍しくて、メズラシクて・・。
はびろ道

 「大萱」集落で予定していた道と合流し、そこに石碑と立札が有り「はびろ道 丁石 一里塚観音」と書いてありました。


 この案内立札を読むと、当初出発予定だった「伊那北」付近の「坂下」から中仙寺まで「丁石」が並ぶ街道で「はびろ道」と言われてるらしかった。


 少し車道を行くと四つ辻で「はびろ道」「観音道」と書いた案内板が出ております。


 ほほおぉぉ・・これに従って行けば良いのか。
 こおいう風に案内板が出ていると助かるなぁ。


 道は主要道路から外れて、車の通りも少なく自転車でフラフラ漕いで行くには、丁度良い道です。

はびろ道と丁石
 途中に「丁石」が有り、最初に見た時は花も供えてあるので、だれかの墓石かと思い、行き過ぎようかと思ったのです。


 しかし側に説明立札が有ったので、さぞかし名の有るカワイソーな伝説を持つ人の墓だろおと思って読んでみると、丁石の説明と番号が記載してありました。


 ほぼ真っ直ぐな「はびろ道」を「おぉぉ・・ここにも丁石が有るなぁ・・」と番号順に見つけて喜んびながら、自転車を漕いだり、降りて歩いたりして行くと・・・・
丁石

 ん?・・・どうも最近、あれほど規則通りに立っていた丁石が見当らないなぁ。


 地図をグッと睨み、周囲の雰囲気を確認すると、どうやら2つ手前の車道を横切った時、その車道を右に行かねばアカンかったようで、「上溝」という場所まで来ちまったらしい。


 あちゃあぁぁ・・・それなら、そおと曲がり角に大きく看板を立てておいてくれたら良いのになぁ。
 せっかく「はびろ道」という立派な名前が付いてる歴史の道なのにぃ。


 初めてこの「はびろ道」を来た人は、今までほぼ真っ直ぐの道が続いてたもんだから、車道に来ても曲がらずに、目の前に真っ直ぐの道が続いてるのを見れば、そりゃあぁぁ〜・・そのままボオッ〜と真っ直ぐの道を行っちまうでしょうなぁ。(一番上の写真参照)


 たぶん、今までσ(*_*)らのように間違う人が多かったと思う。


 2つ手前の車道まで戻る程「はびろ道」にこだわってなかったので、1つ手前の車道まで戻り仲仙寺へ向かいました。


 途中で丁石が有り、良かったなぁ。


 「羽広」集落の家では犬に吠えられ、T字路に有るバス停付近には丁石がゴッテリ固まってました。








注意
 
このホームページは、サーバーを変更したので以後更新を行いません。
 無料サーバーを使用しているため、更新が行われないと、数ヶ月後に削除されるらしいです。
 お手数ですが「第一部」と称していた「遍照の響き」に移動して頂き、以後はそちらの該当ページを参照してくださるよう、お願い致します。
           H23.10.27  亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・