H23.6.15 旅行
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「塩の道」地図−1
「東・西回り」(糸魚川〜平岩)
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> 13 虫 川
熊が出て来ないように、チリ・チリ・チリ〜ン・・と鳴らしながら歩いてると、山際に草に埋もれている、ほんの少し見える標識杭と梯子が有ります。
標識杭の周囲に生い茂ってる草を杖で叩き折りながら、標識を読んでみると「塩の道 入口」と書いてあるので、再び杖を振り回して梯子周囲の草をやっつけた。
この梯子を上がった所に、旧道である「塩の道」が有るのだろうが、この草の状態では道がわからないだろおなぁ・・と思いながら梯子を上がった。
やっぱり不安的中・・
一面に草が繁っており、どこが道なのか全くわからない状態だった。
オヤブン、こりゃあぁ〜・・・あきまへんなぁ。
とても通れまへんでぇ。
ここが、こんな状態だから、この先はどんな状態になっているのか、もんのすごく不安です。
なんせ地図の至る所に「夏は藪道」とか「不通」の文字が記載されて脅かされとりますからなぁ。
地図では、ここは「五六坂」という場所らしく、旧道区間はそれほどの距離でもないようなので、そのまま車道を歩く事にして旧道を歩くのはあきらめました。
車道を歩いてると、やがて先程見つけた旧道出口の標識杭があります。
ここから旧道へ入るのだったら道がわかるので、行けるかもしれん。
しかし、最後の箇所で草があのような状態だから、梯子で降りる位置を見つけられるじゃろうか?
草が生える前の春先か、草が枯れた秋だったら、何とか道を見つけれるかもしれまへんが、無理して歩くような区間でもないような気がする。
道々にテープか布を付けておいてくれたら、それを目印にツウの人だったら歩けるでしょう。
この付近は地図によると「孫三郎沢(まてまての沢)」と言うらしく、そお言えばすぐ近くのカーブになってる所に沢が有りました。
風鈴をチリ・チリ・チリン・・言わせながら歩いてると、車の待避所のようにすこし広くなってる場所に「子安地蔵」の標識杭が。
先を行く越後屋は気付かずに行ってしまい、かなり遠くに見えます。
わざわざ声を掛けて呼び戻すほど、珍しい物でも無いので、そのまま黙って行かせました。
後で聞くと、やっぱし気付かなかったらしい。
で・・肝心の「子安地蔵」は?
付近の草むらをサラッと見渡しても、地蔵さんが置いてある雰囲気ではありまへん。
あきらめかかった時に、もしや・・と思って少し草むらの中に入り、ふと山際を見ると・・、
おぉぉぉ・・!!・・そこには眩しく光輝き、その姿を見るのは、畏れ多くて、もったいなさのあまり目がつぶれる・・という程でも無い普通の地蔵さんが、赤い帽子とヨダレ掛けを身につけて、岩窪に座ってました。
この地蔵さんは、反対方向から歩いてくる人には、分かり易いでしょうなぁ。
川沿いに歩いて「虫川」集落の「白山社」の階段で一休み。
社の建物は無く、たぶん神社が有ったのでしょうが、それを示す物は標識杭だけしか残っていません。
、階段入り口に生えている大きな杉の木が、あえて神社らしい雰囲気が残っています。
すぐ近くに「虫川関所跡」が有り、標識杭と説明看板だけで草が生えてるだけです。
みんな雪のため、建物が潰れちまったのでしょうか?
もう廃村になっているようですが、それでも少し畑を作ってるよおです。
地図に「冬季分校校舎」というのが記載されていたが、その時には気付かず、帰ってから地図を見て気付いた。
残念だったなぁ、どんなのか見たかったなぁ。
後でネットで調べると、校舎跡はもう無いらしい。
注意
このホームページは、サーバーを変更したので以後更新を行いません。
無料サーバーを使用しているため、更新が行われないと、数ヶ月後に削除されるらしいです。
お手数ですが「第一部」と称していた
「遍照の響き」
に移動して頂き、以後はそちらの該当ページを参照してくださるよう、お願い致します。
H23.10.27 亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・