H23.6.13 旅行
H23.7.16 UP



根知駅より、明日の到着予定の「平岩駅」へ車で移動。
今晩は、そのまま平岩駅前で車泊する予定なので、夜はする事も無くヒマですなぁ。

駅前には廃屋になったような家も有りますが、それでもまだ人が住んでるらしい家が数件有るようなので、駅舎で尺八を吹くとヤカマシイじゃろおしぃ・・
平岩駅の待合室でボケエッ〜としていたら、天井に燕が巣を作っており、その下に床へ糞が落ちないように透明な雨傘が開いて掛けてあり、アイデア賞もんですねぇ。
燕さんも、駅舎内は夜遅くまで電気が点いてるので睡眠不足にならんのでしょうか。

見ていると、小さい蛾が駅舎内へヨタヨタと飛んで来たのを燕が突進し、捕まえたのかと思ったらぶつかっただけのよおで床に落ちました。
また蛾がヒラヒラ飛び始めると又、燕が突進して床に落とします。
サッサッと食べちまえば良いのに、蛾を弱らせてから食べるのかな?
5・6回、体当たりしてやっと食べ始めました。
「駅ノート」が有ったので読んでみると、この駅は汽車の撮影をしに来ている人が多いよおです。
その中にカワイイ女の子のイラストが有り、「大海あすか」と言うサインがしてあり、平岩駅を利用する女学生が汽車時間を待つ間に描いたのかと思ってました。

そしたら、後日行った「小滝駅」にも同じ少女の絵が描いてあり、初めて駅ノートに絵を描くのが趣味の人だとわかった。
へえぇぇ〜・・なかなか良い趣味でんなぁ。
絵を描くというのは、写真を撮るのと違って、その場所を記憶するという事ですからねぇ。
たぶん次の汽車が来る間に描くのでしょうが、短時間でその駅の特徴を良くつかんで描いており、アマチャの人にしては、かなり描き慣れてると思う。
σ(*_*)もホントは巡礼しながら水彩画も描いてみたいのですが、時間を取られるのでなかなか描く気力が今一つ起きず、尺八を吹けなくなった時にでもと思ってる。
URLが記載してあったので、ホームページ「えきのて」を探して掲載の許可を頂きました。

翌朝、汽車で平岩駅から根知駅へ行き・・・・そいで正直に言います。
ホントは大網峠を越すのに根知駅から歩くべき所をズルして、「山口」までバスで行きました、すんまへん。
根知駅から「山口」まで歩けば、トシヨリの歩きなので、たぶん1時間半はかかったでしょうなぁ。

なんせ、これから登る大網峠は標高が高く、キツそうな山だったので、なるべく体力を温存したいというケチな思いが有りまして・・・
バスはだれも乗っていなく、越後屋と二人切り・・。
そおいえば根知駅で汽車から降りた時、小学校のスクールバスがちょうど来ており乗った子は一人だけだった。

バスはそこら付近の集落を回りましたが、ついにだれも乗らず貸し切り状態だったので「塩の道温泉」前で降ろしてもらいました。
歩いてると民家の壁に「塩の道資料館」の標識が掛かっており、付近の分かれ道に幟と共に「塩の道」の標識も立っています。

地図では、もう少し先の道を行く事になってるのだが・・と思いつつ地図の誤記かもしれんと思い資料館の方へ行きました。
やがて茅葺き屋根の家が見え、それが資料館でしたが朝早かったためか閉まっています。
まぁ、いいや・・と思い、そこのトイレを借り、これから先は熊が出るかもしれんので杖に「熊除け風鈴」を取付ました。

「熊除け鈴」を持っていたのですが、それは越後屋用に渡したので、もう一つ何か代用になるものを・・と思ってネットで探すと、100均の風鈴で作った人が居たのでマネしました。
その製作過程は「遍路用具紹介」に記載しております。
チリン・チリ〜ン・・・と、巡礼用の鈴と同じ音色でんなぁ。

あまり遠くまで音色が届かないかもしれんが、10m位までならば何とか熊さんにも聞こえてくれるように祈ってます。
資料館を出て最初のY字路・・・、どちらへ行けば良いのか、ハタッ・・と悩む。
「塩の道」を宣伝するのも良いが、もおチット初めて来る人のために標識を整備してくれんかなぁ・・ブツブツ・・・。



ここでやっぱりホントの道は、資料館へ来る道では無かったと気付きましたが、今さら戻るのもねぇ・・・
悩んでると、老眼なのに遠くの物はシッカリ見つける才能が有る越後屋が「あそこに緑色の標識が有る」と指さしますが、σ(*_*)は近眼なのでわかりまへん。

それでも地図記載の道方向だったので行ってみると、3つも標識が有るじゃありまへんかぁ〜・・・(/_;)。
こんな所にマトメて設置するんじゃなく、一つくらい先程のY字路に設置してくれれば良かったのにぃ・・・ブツブツ・・
この付近にも新しい道祖神が有りました。

車道を横切って林道を歩いてると、車が1台追い越して行きます。
へえぇぇ〜・・こんな所へ車で来る人も居るのだ。
熊が出てこないように、チリン・チリ〜ン・・
ジャラ・ジャラ(越後屋の熊除け鈴の音)・・・
やがて「大塞の神」という古い大きな一本杉の所へ来たので、展望の利くベンチで一休み。
ここから「山口」方面の下界が見渡せます。



大杉の根本に古い石仏が一体有り、なかなか情緒が有ります。
時代劇の映画かなんかで、年甲斐もなく駆け落ちしてきた、カワイソーなジジババの巡礼が、この杉の根元に座って休みながら
「バアサン・・もう歩けん・・・この俺を・・捨てろ・・
(本心 モンクばっかし垂れるコウルセェ・ババアと分かれて、
もっと若い娘と駆け落ちしたいのだけどなぁ)」
「なぁぜぇ・・ジサマ・・こんなに好きよぉ〜・・
(本心 このクソジジイと一緒に居ないと、
貰う年金が少ないから絶対に離れんわい)」
と「昭和枯れススキ」の歌に出てくる、歯の浮くようなセリフを言うのにピッタリの場所でんなぁ。

出発して林道の途中より山道へ入り少し行くと再び林道と出会い、少しばかり林道のUカーブをショートカットしたようです。
林道へ出た所で越後屋がジサマと話しています。
先程車に乗っていたジサマで、蝶の写真を撮るのが趣味らしく,蝶の孵化した場所を3カ所見つけており、「白池」に撮った写真が飾ってあるというので、相当この趣味に入れ込んでるのでしょうねぇ。

熊の事を聞くと
「もうタケノコを食べたので深い山に入ったと思う。
それよりもイノシシだろなぁ。
でも鈴を鳴らして行けば、(イノシシが)気付いてくれると思う。」
林道を横切って再び山道へ・・・。




注意
このホームページは、サーバーを変更したので以後更新を行いません。
無料サーバーを使用しているため、更新が行われないと、数ヶ月後に削除されるらしいです。
お手数ですが「第一部」と称していた「遍照の響き」に移動して頂き、以後はそちらの該当ページを参照してくださるよう、お願い致します。
H23.10.27 亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・