「越後33観音霊場 徒歩用地図」
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     HOME > 越後三十三観音霊場「目次」 > 148 白玉の滝

尺八を携え歩いた越後霊場記



 観光地図では菩提寺山へ上るルートとして、堀出神社を通って「白玉の滝」へ行くコースが有るよおです。

「白玉の滝」入口
 しかし、遠回りになるようなので神社を横目に見て通り過ぎ、もう一つの川沿いコースへと向かいました。


 で・・その入口は?・・とウロウロ探しながら行くと、ちゃんと看板も有ります、親切ですねぇ。


 人家を過ぎて、畑というか荒れ地のような所を歩き、まだこの付近では熊が出ないじゃろ・・と、きわめて楽観的。


 やがて道がY字路になって「菩提寺山」「白玉の滝」方向への看板が立っています。


 ただねえ・・「菩提寺山」の所に「白玉の滝、滝頭へ」と書き加えてあります。
 これって滝の頂上付近へ行けると言う事かな?


 どちら側へ行こうかなぁ・・と思ったが、とりあえず目標の「白玉の滝」方向へ行くと、駐車場にポツンと小さいトイレがありました。

白玉の滝 雌滝
 そこから100mほど行くと滝が有り、それがウワサの「白玉の滝」かと喜んだら、落差が小さく「雌滝」のようです。


 小さい橋を渡って川沿いに上がると、やっと「雄滝」が有り、もおちっと水量が有ったら、ええんだがなぁ。


 滝の頭付近に祠が有り行ってみると、祠の横の山斜面を、だれかが上へ登ったような踏み跡が有ります。


 ううむうぅぅ・・・この滝は山伏が行をする所らしいから、この斜面の踏み跡は山伏が山岳を歩き回る時の道かもしれん。


 この踏み跡を行けば、何となく先程の看板に出ていた滝頭に出そうな気がするが、間違ってたらドッと疲れが倍加するからなぁ。

白玉の滝 雄滝
 ここは安全策を取り、あきらめて滝の近くに張ってあるテントの中で休み、昼食代わりの餅を食べました。


 ちなみに帰ってネットで調べてみると、この祠は「佐久那殿(さくなで)神社」と言うらしく、当て字なのでかなり古い歴史を持つ神社と思う。


 餅を食べながら、そうそう・・この先からは熊が出るかもしれんので、熊除けの鈴を付けなくっちゃあぁ・・と、リュクに取付ました。


 できれば、この鈴の音を聞いたら、熊さん先に逃げてね。佐久那殿(さくなで)神社

 休んでる時も、林道を車が通ってくれれば、その音から滝と林道の位置関係がわかり、近かったら祠の横斜面を上がるつもりでしたが、車が通らずわかりませんでした。


 駐車場へ戻ると、その付近から山斜面を上がる踏み跡が有り、これはかなりハッキリと道らしくなっていたので、すぐ近くを走る菩提寺山へ行く林道と繋がっているように思い、行ってみたら正解でした。


 来る時に、どうしょうかと迷った2つの看板の所まで戻らず、かなりの距離をショートカットできた。


 となると・・祠から山斜面を上がる踏み跡・・これもどうも行けたような気がする。


 ブツブツ思いながら林道を歩いて橋まで来ると、そこの水の落ち口付近から先程休んだテントの一部が見えます。


 となると、この水の落ち口が「白玉の滝」の滝頭だという事になるわねぇ。


 橋の下を流れる水は、それほどの水量も無く、水も濁っています。


 普通、滝の水と言えば、清らかで澄み通ってると思うのが人情ですが、この状態だと知らない人は、ここが滝頭だと思わず、単なる山の小川だと思うかもしれん。


 ところでぇ・・となると、踏み跡は?・・・
 ゲッ!!・・やっぱし有った。


 しかも橋のたもと付近に踏み跡が・・・
 やっぱり祠横の斜面をよじ登って来たら、ここへ出たんだろなぁ。


 チラッとでも良いから、その事を書いた案内看板が有ったら、戻らなくても良かったのにぃ。


 もっとも斜面が、かなりキツイ(ほぼ垂直)ので、よっぽどコンジョの有る人でないと登れないかもしれんが・・・


 この踏み跡道は、事情を知ってる人しか通らず、危ないので公表されてないのかもしれません。
 そおいう意味では、ここに書いて良かったのかどうか迷う所でもあります。








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           H23.10.27  亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・