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      HOME > 越後三十三観音霊場「目次」 > 80 弘誓寺(13番札所)

尺八を携え歩いた越後霊場



 西又川沿いの車道をテクテク・・・ほとんど車は通りません。


 越後堀之内駅に着いて一休み、時刻は午後2時頃。
越後堀之内駅

 今回の巡礼期間は今日までなので、ここで区切って家へ帰るか、次の「田川」集落に有る13番寺「弘誓寺」まで行くかどうか迷いました。


 地図を眺めながら、けっこう疲れたなぁ・・・・


 帰りの汽車時間がわからないので、駅員に尋ねると親切に教えてくれ、ミニ時刻表までくれました。ありがとさんです。


 次の寺まで2km程度で、何とか予定する汽車にも間に合いそうなので行く事にしました。
田河川

 「和長島」付近を歩いてると、爆音と共に自衛隊機が低空で悠々と飛んでおります。


 どっかの国が、領土侵犯して来たので追っかけてるのかと思った。


 「田川」集落に「弘誓寺」の看板が出ておりました。


 看板に従って行くと線路の向こう側に寺が有り、線路の上に横断橋が架かっています。
 きっと鉄道が出来る前は、山門でも有って、すんなり入る事が出来たんでしょうねぇ。
弘誓寺

 来るまでは失礼ながら、無人の小さい庵クラスかなぁ・・と思ってたのです。

越後三十三観音霊場13番札所 弘誓寺
 しかし来てみると、ちゃんと人が住み、寺もそれなりに大きく、堂も新しい感じで建替えしたようですねぇ。


 見えていた堂は本堂かと思ったら、それが観音堂で、横断橋を降りた正面の鉄筋コンクリートで出来た建物が本堂?らしかった。


 四国で言うと香園寺のような感じですかねえ。
 檀家からモンク言われなかったろおか?
弘誓寺 境内

 まぁ・・・時代の流れと言えば、それまでだが。


 話しは少し変わって、最近
「うまい料理の方程式(服部幸應)」という本を読みました。


 その中で
「人々の嗜好はどんどん変わって行く。時代に合わせてもっと旨い味を提供してこそ老舗の意味がある。ガンコと言えば聞こえがいいが、何にこだわるか本質的な所を見据えず、ただ「昔の味」にしがみついているだけの店は、老舗とはいえない」と書いてありました。
弘誓寺 観音堂

 そおだなぁ・・と思います。


 堂の資材がコンクリートに変わるのは仕方がないが、形まで現代風のビルディングになるのは、本質的な所を見据えてないような気がする。


 尺八についても上記の「味」を「音色」に、「老舗」を「尺八奏者」に置き換えたら、どないになるでしょうか。
弘誓寺 観音堂

 いくら昔からの伝統で、こうだったのじゃと言っても、半音が高いまま吹くというのは、現代的にはいかがなものか・・・と、CDを聞いてマネをしてるだけのσ(*_*)が、いらん余計な事を思ふ。


 あっ、そおいう事は伝統を重んじてる人が考える事で、ドシロウトのσ(*_*)が心配する事ではありませんでしたね、すんまへん。


 話しを戻して・・・観音堂の扉が開いたので、内に入って参拝しました。


 ここの観音堂の案内看板は、四国88カ所に置いてある案内看板と同じく、白目の小僧さんで久々に見た。


 「北堀之内駅」まで真っ直ぐな道を歩き、今日の予定はオシマイ。
北堀之内駅北堀之内駅 待合室








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           H23.10.27  亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・