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尺八を携え歩いた越後霊場巡礼記



 久々の六日町駅・・1年ぶりで何か懐かしい。
六日町駅

 今回は越後屋が
「どうしてもこおしても、一緒に付いて行くのじゃ」と言うので、仕方なくガマンして同行を許したので、今回だけは「越後霊場只一人」ではなく「二人」です。


 早朝の静まりかえった駅前商店街をまっすぐ通り抜け、魚野川に掛かる「六日町大橋」の手前で「足湯」らしいのが有りました。


 普通だったら野次馬コンジョで見に行くのですが、反対車線側だったのと、歩き始めだったので寄りませんでした。
魚野川

 魚野川沿いの道をテクテク歩き、「スポーツコミュティセンター」付近を通った時、店開き?のため外で準備をしている人が、手を振ったので軽く会釈しました。


 越後屋に言わせると、手招きして「入らないか?」という様子だったらしい。


 なんせ二人して作務衣を着て、杖と笠を持って歩いてたもんだから、どお見ても近所の人が早朝散歩してるとは思えず、珍しい遠方の旅人だと思って呼び込もうとしたのでしょう。
銭淵公園

 その近くの道沿いに、銭淵公園の大きい池が有り、広い池の中では亀が2匹、ポケ〜ッとして池の中で浮かんでいました。


 σ(*_*)の家でもタライの中で亀を飼っています。


 いつも狭いタライの中で、潜れるほどの深さの水を入れてないので 家で飼ってる亀をこのような広い池に放してやると、果たして泳げるんかなぁ?・・溺れるんじゃねぇかといらん心配をします。
美佐島トンネル

 やがて車道は美佐島トンネルに入りますが、地図ではトンネル左側の川沿いに旧道が記載されてます。


 今でも通れるのか?・・と思いながら行ってみると、トンネル手前付近より、砂利道の旧道が残ってました。


 少し行くと車止めの柵がしてあり、その奥は草が少し茂っていますが道の輪郭はわかります。


 車は通れないかもしれんが、たぶん大丈夫だろおと思って歩いてみると、心配していた草は、それほど茂っておらず無事に歩けました。


 出口にも車止め柵が有り、そこに古くて小汚い看板が掛かってます。


 何が書いてあるんじゃ?と思って、消えかかったやっと読める字で「熊、出没注意」とマジックで書いてあるではありまへんか。


 おいおい、そんな話し聞いてないでぇ。
 入って来た側にも看板を書いておいてほしかったなぁ。
 もっとも看板が有ったとしても、通って来たと思うが・・・


 この先々でも盛んに「熊、注意」の看板やら、「気ぃつけなされ」と言われましたが、よっぽど熊が一杯居て、ワンサと出てくる所なんでしょうねぇ。


 まぁ・・言っちゃあぁ悪いが、ここは確かに山奥だからなぁ。
 熊もサミシイから、たまには人里近くへ出てくるのかもしれん。


 旧道はトンネル出口付近で終わりかと思ってましたが、「二日町」の交差点まで川沿いに車道と平行して続いていました。


 なかなか情緒が有る道だったので、笠を手に持って歩いてた越後屋に、
「ここで写真を撮るから笠を被り、今にもパタリと倒れそうな雰囲気で、見てる人がカワイソーで涙をこぼしそうな遍路姿の感じで歩け」と、ヤラセの演技指導をしましたが、芸がヘタクソなヤツめ。


 皆沢川の橋を渡って「津久野下新田」付近を歩いてると、向こうから自転車に乗って来たオババがσ(*_*)の前で急に止まって自転車を降り
「どっから来た?」と尋ねます。


 「今朝、六日町から歩いてきました」と答えましたが、こおいう聞かれ方は返答に困るんですよねぇ。


 今日の出発地(「六日町」)を聞いてるのか?
 それとも旅を始めた出発地(「市振」)か?
 も一つ、σ(*_*)が住んでる場所なのか?


 たぶん旅を始めた出発地を聞きたかったんだろうけれど、それを話せば長くなると思い、今朝の出発地を言いました。


 オババは
「ご苦労さんです」と言って再び自転車に乗って行きましたが、このカッコウは「ご苦労様です」と言われるほど、坊さんか修行しとる姿に見えたのでしょうか。
八海山

 越後屋なんぞは、今回は四国遍路の白衣を着ようと思ってたらしく、それだと確実に怪しい宗教団体の人物だと思われたじゃろなぁ。



 この付近からは、八海山が望めました。











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           H23.10.27  亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・