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尺八を携え歩いた越後33観音霊場記



 常楽寺を出てタンボ道を「大池」へ向かって行きました。
 ここら付近は溜め池が多く、この池も一応「大池」と名付いておるようで・・・
「大池」より常楽寺を望む大池

 「大池」より地図で調べておいた旧道らしい、軽自動車が通れる道幅の道を行き、あんまりこの道は使われていないようで杉葉が積もってます。


 それでも、まぁ旧道らしくて、良いじゃなかろおか・・雰囲気も、よお〜出てる・・ 
 と喜んで歩いてると、やがて道に草が生え始めます。


 まぁ〜人が通らないような道だから除草する人も無く、草くらいは生えるじゃろおなぁ。
 と思い初めてたら・・・ゲッ!!・・・・・・


 見渡す限りの草原・・・と言えば聞こえが良いが、ススキやら何やらの背の高い草が一面を覆い道がわからなくなってます。


 あちゃあぁぁ・・・・どないしょう・・・
 道から外れて草むらに踏み入り、泥沼に入り込んだら悲劇じゃのおぅ。
 ヘビも出てきて、噛み付かれるかもしれんし・・・


 悪い妄想が次々と沸いてきますが、一応この付近の地理的感覚はあるので、草原を突っ切って近くにある高速道路付近まで行けば何とかなると思い、草むらへ自転車を押しながら進みました。


 これが距離が長かったり、地理感覚の無い初めての山道だったら引き返したと思う。


 幸い泥沼にも引き込まれず、ヘビさんとも挨拶せずに無事に高速道路近くの農道へ出る事が出来て、これも観音様のお導きかと・・・ナムナムナム・・・。


 赤田北方集落に「東福院入口」の石碑が建っています。


 「東福院」は越後霊場では有りまへんが、ここら辺では一応有名な古刹の寺で、赤田城址の麓に有り、最初からついでに寄るつもりで、そのため草むらを掻き分ける道筋を選んだのでした。


 今回一度来たので、次回の越後霊場巡りする機会が有っても、たぶん来ないじゃろなぁ。


 「東福院」への道を歩いて行くと、小屋の中に入ってる地蔵さんが、横を向いて座っています。


 珍しいですなぁ・・・普通ならば地蔵さんは道に向かって座っているもんだが・・
東福院へ

 実はこの地蔵さんが横を向いてるのには、そりはそりはカワイソーな深い云われが有る・・はずが有りまへんわなぁ。(^_-)


 単に地震で横を向いちまい、そのままになっとるだけだと思う。
 どやダマされたか?・・トッツアン・・・(^O^)ケケケケ・・・


 地震の影響で山門の横が少し倒れてましたが、庭はそんなに崩れていまへん。
 石灯籠が倒れているのは、仕方がないかもしれんが・・
柏崎・東福院 山門東福院 本堂東福院 境内


 本堂は閉まっており、禅宗のためか、そこは何となく雰囲気的に座禅する場所のような気がした。


 座禅する場所かわからんが、それ以外に本堂らしい建物が無いので、その前で一曲吹き、少し休んでから庭を散策しながら尺八を数曲吹きました。

東福院 鐘楼東福院 鐘楼より東福院 境内

東福院 境内東福院 境内東福院 境内


 禅宗のためか、なかなか雰囲気的に落ち着く庭で、人工的な細工は少なく、自然らしさと静けさを持った庭でした


 家から近かったら、ここまで来て尺八の練習したら良いんだが・・ちと遠いからなぁ。








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           H23.10.27  亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・