H19.10.9 巡礼
H21.8.29 UP
「1番 岩屋堂 〜 乳母ケ嶽神社 〜 直江津・国分寺」区間 地図

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尺八を携え歩いた越後霊場


名立方面を望む
 林道をテクテク歩くと、木立のが無くなった所でチラッと名立方面に海と高速道路が見えます。


 パラボラアンテナのある鉄塔の所に着き、ここで道が分かれており、一方は山道で名立灯台の横を通り、もう一方はそのまま林道を下り、こちらの方が近いです。


 灯台横へ行く道も魅力で、途中にお堂が有るらしいが、予定通り林道をそのまま下りました。





 この下りも勾配がきつく、岩谷堂へ上がった車道と同じ位の勾配で、後ろ向きに歩いたり、横向きで歩いたりしました、そうしないと膝に響くもんでして・・


 やっと坂道が終わり麓のタンボが見える頃、道が水平になり今まで木々にジャマされて見えなかった日本海が再び見え始めました。


 区画整理された農道を歩き・・

名立灯台
 さすが国土地理院、農道でも正確に記載されてまんなぁ、その通りの十字路が有りましたでぇ。


 広いタンボの向こうに名立灯台が小さく見えます。




 「名立谷浜IC」への車道を横切り・・・


 この付近は、地図から想像して昔の旧道だと思います。


 初めて歩く、あんまり人が通らないような道なので、何度も地図を確認し・・


 間違ってたら戻るよりしょうがねぇなぁ・・と思いながら歩きました。


 最初は幅広のジャリ道で、旧道ちゅうたら、こんな感じだろなぁ・・と思ってたんです。


 ところが少し進むと、下草が一面に生えており、車が通ったどころか、人が歩いたような形跡もありまへん。


 少し不安・・草むらにヘビが居たら、どおしょう。


 ガア〜アァ〜〜〜ァン・・・不安的中!!


 道に鎖が張ってあり、通れなくなってます。


 まぁいいや、ここまで来たんじゃから・・と、鎖をまたいで進みました。


 下はコンクリ舗装してあるようですが、その上には長い年月の杉葉が厚く積もっており、ジメジメしています。


 なんで鎖なんか張って、入れないようにしたんじゃろ?
 ヘビとか、クマとかが出て危険なのかなぁ・・
 そいとも野犬が居て吠えて来るんかなぁ、イヤじゃなぁ・・


 キャアァァァァァ〜〜ッッ〜!!・・・・
 クモノ巣が、顔に引っ掛かり・・・ペッペッ・・・


 杉葉が無い所は、地面が見えないほど下草が生えており、キレイな言い方すれば緑の絨毯、悪い言い方すれば、その草むらに何が居るか、わからん不気味さ。


 こんな所、夜一人で通りたくないわなぁ。
 オバケが出るかもしれんから。


 草が生えていても幅2m余りの道幅があるので、なんとか道はわかります。


 そんな状態で10分ほど歩いてると、先が明るくなり、そこに再び鎖が張ってあります。


 何をそんなに、この道に入らせたくないのか・・?


 この道が旧道であるならば、だれが通行しても良いはずで、それとも私有地が有って所有権絡みでモメとるんか?


 この道が通行止めになっても、海岸側に国道があるから、通行する人や車には、それほど影響無いかもしれんが・・


 なぜ鎖を張っているのか、知ってる人が居たら教えてくんなせぇ。
 通ったらアカンのだったら、無理して通ろうと思わんので・・


 鎖をまたいで、そこから見た風景は、今まで歩いて来た薄暗い陰気な場所は、どこの世界だったの?という感じで、明るい広々としたタンボと日本海の風景でした。


 道の側に農機具置き場が有り・・・と思ったら、どうも造りが物置場という感じでなく、小さいお堂という感じです。


栄師堂栄師堂


 正面に回ってみると「栄師堂」と額に書いてあり、奥に石が置いてありました。


 その石を見ると、ちと姿勢が悪いが、いかにも手を組んで座禅してるように見えるんですなぁ。


 云われが書いてないか探したけれど無く、堂に企業名と平成4年設立と書いてありました。


 きっと、どこかでこの石を見つけて奉ったのでしょう。


 しかし何でこの場所なのか、よぉ〜わかりまへん。
 だれか知ってたら教えてね。


 
追加(H21.8.31)
 ネットを調べていたら、偶然この石の出所が書いてあるHPを見つけました。
 それによると、この石は付近のタンボから発見されたそおで、「薬師様」と言われ、昭和初期には大きな屋根の下で祀られていたらしい。
 石も座禅を組んでるように見えましたが、薬師如来だそうです。


 ひょっとしたら堂の名前も「栄師堂」でなく「薬師堂」だったのかもしれまへん。
 すんまへん、なんせ近眼と乱視が入り乱れ、トシのせいでボォーとしとる人間ですので・・。



 そこで海をみながら、しばし休憩。








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           H23.10.27  亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・