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　　　　　　　　　　ＨＯＭＥ　　＞　　「塩の道」目次　　＞　２０　夢の跡

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　「山之坊」集落から麓へ行くまでの途中に、旧道を通ると廃校跡が有るので、そこを是非通りたかった。




　食事した近くに脇道が有り、越後屋が「どおしても、こおしても、この道が旧道じゃ」と言い張ります。


　違うんでねぇかなぁ・・と思いながら行ったら、やっぱり途中で草藪になり通れなく、単なる農道のよおだった。


　ほれ、見ろっ・・・ブツブツ・・・。


　地図では、もう少し先の別れ道と思い、元の道に戻ってから、少し行った所の下り道に車止めの柵が有ります。


　標識は無かったが、そこが旧道だと思って行ったら正解でした。


　道は車幅の広さでコンクリ舗装されており、草が生えていても轍箇所は生えてない所もあります。


　コンクリ舗装というのが、草が茂っていても安心感がありますねぇ。
　草に隠れて昼寝している蛇を踏んづける恐れも有るが・・


　せっかくの道だから車止めなんか置かず、通りたい者は通らせれば良いのにぃ。


　やがて道を覆う木が有る箇所で、広い草むらに埋もれたコンクリ門柱と、崩れて地面に付いてる赤い屋根が見えました。


　門柱の表札を読むと「小滝中学校山之坊分校」、もう一つの門柱は「山之坊小学校」と書いてあります。


　小・中学校だったよおで、校舎は何年もの雪で潰されちゃったのでしょう。


　広い草むらに埋まる校舎跡を見ると、当時ここで学んでいた子供達の「夢の跡」という感じがします。


　どんな学校生活を送っていたのでしょうか？


　再び草むらを掻き分けて車道に出ましたが、当然ここにも標識が無いので、反対方向から来る人は、たぶんここの入口がわからないと思い、廃校に興味が有る人しか、この道を探さないかもしれない。


　地図では、車道を横切って真っ直ぐに杉林の道を行く事になっているが、杉林は有るが道はわからなかったので、そのまま車道を歩きました。


　麓にも廃校があり「山之坊小学校跡」の石碑が建っており、先程の小学校廃校時に、ここへ小学校を移設したのでしょう。
　




　まだまだ使えそうな学校ですが、生徒数が少なくなって統合されて廃校になったのかな。


　見たところ、そんなに廃校という雰囲気ではなく、校舎の窓際に掛かってる白いカーテンからは、そのうち生徒が顔を出しそうな感じです。


　そお言えば昔から学校のカーテンは、何故か白色だったなぁ。


　校舎に近寄り教室を覗くと、図書室だったのか本が積み重ねてあり、整頓されてる感じです。


　平岩駅に無事到着。


　帰る途中、姫川温泉ホテル前の道端で、温泉の源泉が滝のように流れ落ちている所へ行ってみました。


　滝から湯気が出ており、硫黄の臭いもして、スゴイでんなぁ。
　初めて見たでぇ。

　源泉の側に階段が有り、上がってみると「姫岩薬師堂」の額が掛かっていた。




　　　　　　　　　


「塩の道」の「東回り・西回り」を歩いた比較感想。
　　

	東　回　り	西　　回　　り
山　　　道	山道の雰囲気は有り、 　ハイキング的に良い	草が生えて通行困難の場所が有る
展　　　望	余り無い	車道から見える展望は、もんのすごく良い
案内標識	充実している	山道入口に無い場合、入口がわからない。 　また、見えにくい物もある
今後の課題	特に無し	山道の除草・手入れが必要
総　括 　山道の雰囲気を楽しむならば「東回り」 　山道にこだわらず、高所からの展望・風景を楽しみたいならば車道を歩いて「西回り」 　「東回り」の方が有名で、多くの人が歩いてるよおですが、 　「西回り」も「展望の良さ」という点から魅力的コースと思います。

　　　　　　　




　　　　　「塩の道」一時休止

　「塩の道」はＨ２３．８．２５日現在、ここまでしか歩いておりません。
　そのうちに残りも続いて歩く予定でありますが、それまでの間、他の霊場記をお楽しみ下さい。








注意
　このホームページは、サーバーを変更したので以後更新を行いません。
　無料サーバーを使用しているため、更新が行われないと、数ヶ月後に削除されるらしいです。
　お手数ですが「第一部」と称していた「遍照の響き」に移動して頂き、以後はそちらの該当ページを参照してくださるよう、お願い致します。
　　　　　　　　　　　Ｈ２３．１０．２７　　亭主　拝　m(_ _)m　ﾊﾊｱｧｧｧ〜・・・