H22.7.22 巡礼
H23.6.1 UP





「門前」集落を暑い中、テクテク・・・

石油スタンドが有り、自販機で飲み物を買って行こうかと思ったが、立ち止まるのがメンドウなので、そのままテクテク・・
「ふなおか学園」付近の木陰で一休みすると、草藪の中に地蔵さんが奉ってあります。

ここでペットボトルの残り少ないのに気付き、アチャアァァ〜・・・さっき買っておけば良かった。
汗をビッショリかいたので、作務衣を脱いで絞ったらチョッピリ汗の滴が落ちます。
漫画絵などでは、そのような光景を見る事も有ったが、実際に滴り落ちるような事は今回が初めてだった。

そのまま着ても濡れて気持ちが悪いので、道路端に広げて作務衣を乾かしました。
車で通りすぎた人は、小汚いモンが道端に座って、汚いモンを広げて干してるなぁ・・と思っただろなぁ・・たぶん。
一休みしてから作務衣を着ると、まだ生乾きでしたが仕方ありまへんわなぁ。
「大沢」集落より旧道に入り、「中名沢」に有ったとされる越後明暗寺の跡地を探しました。

「中名沢」集落といっても、それなりの広さが有り、そこに在った・・とは調べていますが、明確に集落内の「ここ」とか「この付近」という場所が調べてもわかりませんでした。
集落内をゆっくり歩いて探せば、その片鱗か看板の一つでもないかと思い、フラフラと・・・。
「竜耕寺」の道端にお堂が有り、堂内に入ってみると「十王堂」で石で出来た閻魔さんと、首の無いその他大勢の石が奉ってあります。

「中名沢」集落を歩いていて、村民と出会ったら「越後明暗寺」の事を聞いてみるつもりでしたが、暑い日中なので家でクーラで涼んでいるのか、だれにも出会いません。
やがて小屋の前で小学生が5・6人、自転車に乗って遊んでいるのを見つけましたが、小学生じゃ・・わからんだろなぁ。
しかし、後ろから自転車で追い越して行ったジサマが、その小学生の所で何か話し始めたので、

おおっ!!・・・しめたっ!!・・・
「あのぉ・・ちょっとお尋ねしますが、昔、この付近に「越後明暗寺」という虚無僧の寺が有ったと聞いておりますが、どの付近だったのでしょうか?」
どうせ聞いても今は昔、江戸時代の事なので村民も場所を知ってる人は居ないだろなぁ・・と思い、それほどの期待を持たず、ダメ元で聞いてみたのです。

ところが、アッサリと
「あぁ・・それならば、向こうに青いビニールハウスが見えるだろ。
あの向こう側で、今はなあ〜も無い空き地だ。」
あら!?・・以外にも知ってたんだぁ。
聞いてみるもんですねぇ。
さらに詳しくその場所の事を聞いてる間、小学生達は、この小汚いジサマは何を一生懸命、目の色を変えて聞いてるんだろ?という顔して、ジサマ同士のやりとりを口を開けて見ています。
うん・・君達はボォッ〜と口を開けて見てるだけで、よぉ〜わからんかもしれんが、今は昔、君達の御先祖様が係わっていたかもしれん事を一生懸命に聞いてるんだよ。

君たちも、しっかり勉強・調査して、この事を後世に語り伝えれるように資料作りしといてね・・と心の中で思った。
「位牌は、竜耕寺に残っており、4・5年前、虚無僧が沢山来て吹奏して行ったよ。」
あらあぁ・・先程の「十王堂」の小屋が有った寺だったのね。
たいした事が無いだろおと思って、寄らずに来ちまった。
「寺は下田(「しただ)へ移ったと聞いたが・・・」
「あっ、その寺は明治の廃仏毀釈で無くなり、今は墓しか残っていません。」

「そおかあぁ・・・」
礼を言って青いビニールハウスの所へ行ってみると、「中名沢」バス停のすぐ前で、以前にホームページに記載するため調査で来た事が有る所でした。
偶然とは言え、縁が有りますなぁ。
教えられたビニールハウス付近は、それほど広い土地ではなく、人が住んでいた寺なので、その規模から、もっと広い敷地だったような気がします。

また、バス停の横が空き地というか、公園のようになってるので、たぶんこの付近も境内の一部のような気がする。
バス停付近の旧道には、祠とだれの墓?かわからんのも有るし、地蔵さんも有るしぃ・・
たぶんバス停に面している道路とバス停横の敷地・広場が跡地ではないかなぁ・・と思い、もう一度、ジサマに場所を聞いて確認しようと戻りましたが、ジサマはどこかへ行って居なくなっており、小学生だけが遊んでいました。

小学生に聞いても、わからんじゃろなぁ・・と思ってあきらめました。
正確な「ここ」という場所は確定出来ませんでしたが、アバウト的なこの付近が「越後明暗寺」跡地というのが、わかっただけでも大きな収穫でした。
どなたか正確な場所を御存知の方がおられましたら、御教示ください。

関連リンク 「遍照の響き 第一部」「虚無僧寺関係訪問」「越後明暗寺」
「三条市教育委員会 秀峰山明暗寺跡」(PDF)




注意
このホームページは、サーバーを変更したので以後更新を行いません。
無料サーバーを使用しているため、更新が行われないと、数ヶ月後に削除されるらしいです。
お手数ですが「第一部」と称していた「遍照の響き」に移動して頂き、以後はそちらの該当ページを参照してくださるよう、お願い致します。
H23.10.27 亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・