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      越後三十三観音霊場 徒歩用地図
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尺八を携え歩いた越後33観音霊場記



 日を改めて数日後、再び白山駅より出発しました。


 今回は一週間ほど連続して巡礼する予定なので、寝袋とかテント・銀マットなど野宿用品一式も担いで行きました。(上の写真)


 白山駅から白山神社まで行ったのは良いが、市内の「三越」方向へ行く道を近道しようと思ったら間違って狭い道に入り込んでしまい、向こうから来たアンチャンに道を尋ねました。
新潟市内

 「三越」付近も今は寂れっちまい・・・昔は賑やかだったのですがねぇ。
 気のせいか車の通る数量も昔より少なく、閑古鳥が鳴いてるような気がする。


 ビルが立並ぶど真ん中付近より、少し外れた本通りを歩くと「越後巡礼第25番」と大きい看板が出ており、やや狭い参道の奥に越後33観音霊場第25番札所「真城院」が有ります。


 本堂内の入口はガラス戸で囲ってあるので温室のように暑く、賽銭箱が置いて有り本堂内には入れないよおです。

真城院
 あまりにも暑いので戸を開けると、少し風が入った。


 ガラスで囲まれているので響きが良いだろおなぁと想像した通り、もんのすごく音が反響して響きが良かった。





 参拝が終わり尺八の手入れをしていると、境内に居たオバハンが声を掛けて来て、
「ものすごく綺麗な音で、素晴らしかった。」とお褒めの言葉。


 
「ありがとうございます。
 周囲がガラスで囲まれているので反響して、響きが良いのですよ。」



 普段は誉められるような事なんぞしてないもんだから、こおやって、たまに誉められるとウレシイでんなぁ。!(^^)!
真城院

 
「どこかで教えておられるのですか?・・はぁ、そおですか。
 お弟子さんなども・・はぁ・・そおなんですか。」

 等・・と、いつも聞かれるパターンが展開。


 「女の人でも、尺八吹く人は居ますか?」
 
「今の若い人達のうちでは、女の人の方が尺八を吹くよおですよ」


 
「たまに尺八を吹きに来る人がいますよ」
 
「へぇぇ・・私のように越後霊場を巡ってるのでしょうか?」


 
「私達と一緒に33観音巡りをした人が居て、その人がたまに来て吹いていきます」
越後三十三観音霊場 真城院

 オバハンはお寺の人で、ツアーか何かで越後観音霊場を一緒に巡った事があるのでしょう。


 オバハンが寺に戻りσ(*_*)も出発準備をしている時に、境内へ自動車が入って来ました。


 車から中年の夫婦連れが降りて、ダンナさんは庫裡へ行き納経帳にハンコを押してもらい、オバハンが賽銭担当の役割分担しているらしく本堂へ来たので挨拶しました。


 出発のために笠を被ってるのを見て、オバハンが
「歩いてるの?」と尋ね、後から来たトッツアンに「ほらほら・・見て、この人、歩いてるんだって」と報告します。


 σ(*_*)は見せ物か・・・(^O^)


 トッツアンが杖・笠の姿を見て
「やっぱりそおでないと、ご利益が無いわねぇ」
 
「いえいえ、ご利益なんちゅうもんは、求めるもんじゃ有りまへんでぇ。」


 と言ったが、それ以上の難しい事は言ってもわからんと思い言わなかった。
旧新潟税関

 オバハンが「巡礼中に、またどこかでお会いしましょう」と言って別れました。



 寺を出発して、せっかくだから信濃川沿いの旧新潟税関庁舎へ寄ってみました。
旧新潟税関

 外観は明治風建物ですが、建物内部は、それほど見るべき物が有るという訳ではなかった。


 まぁ、なんせタダだからなぁ。


 この先に有る「みなとタワー」から「みなとトンネル」へ入る方法が地図を見ただけでは、よぉ〜わからなかったので受付のネーチャンに尋ねました。
新潟みなとトンネル

 ネーチャンはパンフレットを取り出し丁寧に説明してくれましたが、車ではトンネルを通った事が有るが、歩いて通った事は無いよおです。


 実はこの「みなとトンネル」は車は通行が出来るのを知ってましたが、歩いても渡れるのはネットで調べるまで知りませんでした。


 この「みなとトンネル」を歩いて通行出来なかったら、「万代橋」を渡り遠回りして「太郎代」へ行く所でした。


 教えられた道をテクテクと暑い日差しの中を歩き、「みなとタワー」が見える付近で公園になってるような道があり、そこを行けばタワーへ行けるような気がして、行ってみると正解だつた。
みなとタワー 展望台

 まずはタワー内のベンチに荷物を置いて、少し休んでからエレベータで展望台へ行きました。


 展望台では日本海側は見えるが、港・市街方向はトンネル排煙の煙突がジャマして見えません。


 わざと港方向を見えないよおに作ったのかな?
 対面側のタワーも同方向に煙突があるので、港側が見えないよおな気がする。


 「みなと」と名付けるからには、港も見えるように設計した方良かったと思うが・・・。


 ちなみに、こちら側のタワーを「入船みなとタワー」と言い、トンネルを通って港を隔てた対面側のタワーを「山の下タワー」と言うらしい。


 「みなとトンネル」の歩行用出入り口は、タワー内からも入れますが、外からは近くの地下横断歩道のような出入口からで、ぜいたくな事に車道の両側に設置されているらしい。
みなとトンネル入口みなとトンネル内部

 トンネル内は涼しく、それほど圧迫感も無く、ジョキングや散歩している人も居ました。


 このトンネルは信濃川の下を潜ってる海底・・いや川底トンネルで、ここから川に入る付近だよぉ〜と図示してあります。

みなとトンネル 図
 これで魚が泳いでる姿なんぞ見れたら最高なんだけれどねぇ。


 対岸の「山の下みなとタワー」側で地上に出た時、方向感覚が無くなり、どちらへ向かって歩けば良いかわからなくなりました。


 そばに居た、子連れの若いトウチャンに尋ねて歩き出しても、それでも今一つ現在位置・方向がわからなく、もう一度オバハンに聞きました。


 最初は空港方向の道を聞いたのですが、「太郎代観音」へ行く予定だったので、むしろアッサリと「太郎代」へ行く道を聞いた方がわかりやすかった。








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           H23.10.27  亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・