H21.8.20 巡礼
H22.12.1 UP





「道の駅 国上」からテクテク・・・

「長辰」集落より旧道に入り、少し行くと道端に、あんまり手入れされてないような、小さいお堂と地蔵さんがありました。
お堂の彫り物がチラッと見えたので、蜘蛛の巣を払いのけながら、お堂に近寄ると「金比羅神社」と書いてあります。
小さいお堂ながらも、龍の彫刻が精巧に出来ており、朱を塗ったあった跡が有り、由緒が有るのかもしれん。
また少し歩くと、道端に石柱に屋根付きの地蔵さんが座ってます。



ふと、対面の家を見ると入口付近に「山の神参道」と彫った石碑があるので、どこが参道?と思い付近を見渡しましたが道らしい物は無く、そのまま行くとどうみても人家に入るような感じです。
国上山には「山の神参道」という道が有るらしいが、人家に入ってまで尋ね探そうとは思わず、そのまま歩きました。
観光マップには「助七のお地蔵様」「林照堂筆塚」ちゅうのが有るらしいが、歩いていても見あたらず、ひょっとしたら、先程見た「山の神参道」前のお地蔵さんがそれだったかもしれん。

「麓」集落付近を歩いてると、昔の藁葺き屋根のようなのが見え、石柱も立っています。
それが「林通寺」かと思いましたが、石柱はそおだったが、藁葺き屋根の家は、全く関係ない一般の家で、林通寺は石柱よりも奥まった所に有るよおです。
再びテクテク歩くと「旧武石家住宅」という看板が有り、話しの種に寄ってみました。

奥まった所にいかにも、それらしい古風な民家が有り、入口に「受付は向こうです」と書いてあるが、「向こう」と思われる側の小屋にはだれもおらず、受付らしくもありまへん。
わからんので、そのまま茅葺き民家の周囲をデジカメで撮りました。
周囲をウロついてると、先程の小屋の後ろにもう一つ建物が有り、そこでジサマ二人が雑談していました。

わかりにくい所に受け付けが有るなぁ。
せめて矢印か何かで「受付」の場所へ導かないと、初めて来る人はわからんでぇ。
どおかすると、金払わずに勝手に見て行く人も居るかもしれんでぇ。

戸を開けて「受付」に入ると、笠を被ってたもんだから、近所の野良仕事をしてるオッサンと間違われた。
まぁ、しかたないわなぁ。
取りようによっては、そんな風に見えるんだから。
千円札を出すと、初めての客だったからなのか「細かいのがないか?」と言われ、小銭入れから100円玉と50円・10円玉を取り混ぜて拝観料200円払った。

完全に賽銭ですなぁ・・(^O^)
家の中までも見ようとは思ってなく、外だけ見ればそれで良かったのですが、受付のジサマも役目上のメンツと立場が有るらしく、帰ろおとしたが、どうしても建物に案内してくれます。
戸を開けて中に入ると、囲炉裏に薪がくべられて、部屋の中が煙で充満してます。
この煙を出して燻してないと、屋根の萱材料が虫に食われてダメになるらしいですねぇ。

300年前の建物だそおで、土間には塩を入れて固めてある。
今は戸が入っているが当時は戸なんか無く、ムシロが戸の変わりで、冬等はスキマ風で寒かったでしょうねぇ。
この煙が充満している部屋で、明かりも少なく、生活するのはタイヘンだと思う。

客間も有りましたが、隅っこの所に板が敷いてあるだけの部屋です。
客でも無いその他大勢の家族は、囲炉裏を囲んでワラジでも作りながら、今年のネングをどうゴマカしてやろおか・・・庄屋さんちのドラ息子がどうした・・とか話していたんでしょうねぇ。

注意
このホームページは、サーバーを変更したので以後更新を行いません。
無料サーバーを使用しているため、更新が行われないと、数ヶ月後に削除されるらしいです。
お手数ですが「第一部」と称していた「遍照の響き」に移動して頂き、以後はそちらの該当ページを参照してくださるよう、お願い致します。
H23.10.27 亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・