H21.7.2 巡礼
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小千谷〜14番「真福寺」(池津)〜15番「千蔵院」(長岡)
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      HOME > 越後三十三観音霊場「目次」 > 94 不動院

尺八を携え歩いた越後三十三観音霊場記



 見附市内を通り過ぎ、城山の麓を巡る旧道へ入りました。


 集落入口の道端に、お堂が有り一休み。
 中は地蔵さんかな?と思って見ると墓石のような形をしております。


 個人の墓かな?とも思ったが堂の木造部分が古い木を使って改修した跡があり、いくら何でも墓には、このような堂は建てないじゃろおなぁ。


 たいていは地蔵さんか、石仏を置いて有るもんだが、こんな形をしたのを奉ってあるのは始めて見た。


 お堂は三方が開いており風通しは良いが、雨風の野宿時はどおかな?と、いらん事を気にした。


 20分ほど休憩して、旧道のノドカナ道をテクテク・・・
 やっぱし車が走り回る市内よりも、歩くのは旧道に限る。


 やがて道がY路地になり、そのまま真っ直ぐの左側へ行き掛けたが、フト思い直して地図を確認すると 右側に行った方が近いのがわかった。


 歩いていて行きづりのオババに「不動院」の場所を尋ねると、親切に教えてくれました。


 なんせ「トビ峠」で、せっかくトッツアンが居たのに、わかるだろおと尋ねずに行ったら峠道がわからず、ドエライ目にあったからなぁ。
不動院

 あれ以来、わからん初めての場所は、なるべく人に聞いて確かめるようにした。


 不動院近くの小川で遊んでる二人の子供と目が合ったので「こんちわ」と声を掛けると、元気な声で挨拶を返して来ます。

不動院 清水
 ここら辺の子供は学校で、知らない人に出会った時は、たとえ小汚いジジイにでも、ちゃんと挨拶しろと躾されているのかもしれん。


 不動院の入口にキレイな透き通った清水が湧いており、飲んでみると冷たくて美味かった。
 実に、甘露、カンロ・・・生き返ったでぇ。


 名水になってるのかわからんが、もし成ってなかったら、これも名水の一つにしても良いような気がする。
 「巡礼生き返りの清水」という名前でも付けちゃってさぁ。


不動院 境内


 山門には、ホコリが被った仁王さんがガンバッテおり、どこの寺の仁王さんもホコリが被ってますなぁ。
 一年に一度くらいはホコリを払えばええのにぃ。


 山門の真ん中に香楼が有り、その横に線香が置いてありました。


 せっかく線香が置いてあるので、久々に線香に火を点けてみる気になり、四国以来のような気がする。


 尺八も吹くので、この寺から出るまでに燃えつきるだろお・・・なんせ線香が燃え尽きるまで、寺に居るのが礼儀と聞いてるから。


 観音堂は階段を上がった所に在り、堂の彫刻もそれなりに立派なもので、外部周囲には十二支の彫刻がしてあります。


 扉が開いてるので堂内に入り2曲吹いたが、風が通らないので汗がダラダラ出た。


 堂内はそれほど反響しなかったので響きは無かったが、それでも素直な気持ちで吹ける所でした。


 今まで素直じゃなかったのかと、突っ込まれると困るが・・・


 壁には会津霊場のと同じような様式の納札が貼ってあります。

不動院 納札
 寺等では千社札を貼られるのをイヤがられていますが、巡礼する立場の者としては納札は貼らせて欲しいと思い、会津霊場のように貼る場所を掲示板のような形で作ってくれたらアリガタイと思う。


 納札を眺めてみると、平成に入ってからの納札で、やっぱし50才代以上のオバハンが多いよおでんなぁ。


 観音堂の脇に「不動明王堂」というのが有り、不動明王の石仏が四体入っており、その横に有る蛇口側にもチッコイ不動明王の石仏があった。
不動院 不動明王堂

 この「不動院」の名前の云われは、たぶんこの辺から出ているとは思うが、それにしては観音堂と比べると、ちと冷遇されてるんじゃないかなぁ?


 寺から出ると、塾にでも行くのか4人連れの子供達と出会い、それぞれ大きい声で挨拶してくれ、ワァワァと話しながらバス停まで歩いて行きました。


 知らない人にでも会えば挨拶させるとは、今時なかなか出来てる学校じゃなぁ。








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           H23.10.27  亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・