栃窪峠〜12番「天昌寺」〜六日町
  塩沢〜11番「大福寺」〜雲洞庵〜六日町  地図
H20.7.6 巡礼
H22.5.15  UP

      HOME > 越後三十三観音霊場「目次」 > 70 食 堂

尺八を携え歩いた越後三十三観音霊場記



 昼頃なので、教えてもらった食堂へ行きました。
坂戸山を望む

 杖に笠を結んで玄関入口付近に置き、中に入ってグルッと見渡すと8割程度の客が入っており、入口近くのテーブルに陣取りました。


 しかし室内が蒸し暑いですなぁ。


 奥の畳敷きの部屋はクーラーが付いて涼しいのかもしれんが、入口近くのテーブル付近までは涼しい風が来ないよおです。


 後から来て同席したトッツアンが、
「戸を開けておく方が涼しいんでねぇか・・」と同意を求めて来たので、σ(*_*)もそう思い入口の戸を開けました。


 そいで、なかなか注文を取りに来ないんですなあ。
 普通ならばどんなに忙しくでも、入って1分もしないうちに水と注文を取りにくるんだが・・


 トッツアンは近所の人らしく、10分程待っても注文を聞きに来ないので
「ちょっくら鯉にエサやってこよ・・」と言って出て行きました。


 σ(*_*)も、こんなに待たせる食堂はホントは出ていきたかったんだけれど、これを逃すとこの先しばらく食堂が無いかもしれまへん。
「坂戸」付近

 そおいう経験は、過去の遍路中に何度も経験していたので、食堂が有ったら気に入ろうが気に入らないだろおが、とにかく入って食える時に食っておくというのが鉄則です。


 調理場付近を見ると、特に忙しそうに料理作ってるよおでも無く、その付近で店のオバハンが地元の知り合い客と盛んに談笑しています。


 一時話しを中断して注文を取りに来る時間が無いくらい、よっぽど大事な話なのでしょうか。
 それとも客が来たのが、わからんのでしょうか。


 店のオバハンは、やっと長々と話していた知り合い客が帰るのを見送った後、注文を取りにきました。


 かなり腹が減っていたので、一番早く出来るだろおと思って、そこに書いてある定食にしました。

魚野川
 しかあぁぁしい・・・、これまた予想を裏切らず、たかが普通の定食なのに、なかなか来ない。


 店が混んでいるのかと思えば普通くらいなのに・・・・


 σ(*_*)と同時に入った客の夫婦連れもムスッ・・と待っています。


 ふと見渡すと先に食事している人達も、なぜかムスッ・・としながら食べております。


 普通なら
「あら、これ美味しいわねぇ」とか「これ珍しい味付けでんなぁ」とか「これから、あそこへ寄ってみようか」等、何とかかんとか旅の会話らしく楽しそうに食べるじゃありまへんか。
六日町市街

 ところが、そんな楽しそうな会話もなく、お通夜のように黙々と食事しており・・いや、お通夜でさえも故人を偲んでボソボソと話しをすると思う。


 きっと同じように、さんざん待たされたんじゃろなあ。


 そりゃあぁ、こんなに待たされちゃあぁ、ムスッ・・としたくもなるわなぁ。
 なんとなく店内の雰囲気が、このムスッ・・のお陰か暗く感じ、気のせいか殺気まで感じる。


 やっと注文した定食が来ましたが、割り箸が付いてまへん。


 話しはチビッと変わって、σ(*_*)も世間や近所の人達から
「仏の草ちゃん」とか「あの人は絶対に怒らない気弱な人だ」と言われてます。


 しかしぃ、さすがに箸が無いのを見た瞬間にキレちまい、思わず
「おんどりゃあぁ!!・・さんざん待たせたあげく、箸も無いのにどおやって食えちゅうとんじゃあぁぁ〜!!・・・・σ(*_*)をナメとんのかあぁぁ!!・・」と怒鳴り散らして、テーブルをひっくり返そうかと思ったが、やっぱり気弱なので、黙って頭下げながら割り箸を受け取りに行きました。


 食べている時に小さい子供を連れた家族連れが来ましたが、しばらくしてから突然に子供抱えてムスッ・・として店を出て行きました。

六日町駅
 最初は子供がオシッコでもしたいから、外に連れ出したのかと思ってましたが、そのまま戻って来なく、やっぱり注文を取りに来ないため腹を立てて帰っちゃったんですねぇ。


 そりゃあぁ帰るわなぁ・・σ(*_*)も、よっぽど杖と笠を抱えて逃げ出そうかと何度も思ったもん。
 車で来てたならばσ(*_*)も確実に逃げて、他の食堂を探したでしょうなぁ。


 店に入ってから食事をするまでに、1時間も待たされた食堂は始めてじゃ。


 店の人達は、地元の客と話すので忙しいのか、客商売が慣れていないのか・・


 この時ここで食事した人達は、σ(*_*)のように気の長いというか・・きっと気弱な人ばっかりだったんだろなぁ。


 もうこの店だけは、絶対に二度と来たくない。








注意
 
このホームページは、サーバーを変更したので以後更新を行いません。
 無料サーバーを使用しているため、更新が行われないと、数ヶ月後に削除されるらしいです。
 お手数ですが「第一部」と称していた「遍照の響き」に移動して頂き、以後はそちらの該当ページを参照してくださるよう、お願い致します。
           H23.10.27  亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・