H20.7.5 巡礼
H22.4.14 UP
「9番納札所・広済寺(高柳)〜仙田トンネル〜
       10番長徳寺(千手観音)〜十日町〜栃窪峠」地図

      HOME > 越後三十三観音霊場「目次」 > 63 栃窪峠


尺八を携え歩いた越後三十三観音霊場記



 朝5時に起床してバナナを食って朝飯とし、荷物を担いでフロントへ鍵を返して出発しようとすると、オバハンが起きたばっかりの寝間着姿で
「オニギリ作ってあげるから、少し待っててね」と、ウレシイ事を言ってくれるじゃありまへんか。
羽根川と秋葉山

 昨夜、ビールを買った時にソファに座って、四国遍路の話や越後三十三観音霊場を巡りながら昨日まで野宿していたのを話していたので、カワイソーに思ったのかもしれん。


 オニギリを渡された時に
「昨夜のキュウリの塩漬けは美味しかった」と礼を言うと、スーパーの袋にキュゥリ漬けを入れてくれました。


 その時のオバハンが、噂に聞く三十三に化身して救ってくれるというアリガタア〜イィ観音様のように見え、思わず平伏して拝みたくなった・・が、オバハンも拝まれたら恥ずかしいだろおと思い直し、丁寧に礼を言いました。
六箇小学校

 出発する時に、よっぽど玄関先で尺八を吹いて、お礼吹きをしようかと思ったのですが、早朝で他の客はまだ寝ているので迷惑かと思い、深々とお辞儀をするだけにしといた。


 オバハンには尺八吹いて巡ってる事まで話してなかったので、もし尺八を取り出して吹いたならば、何が始まったのかと思い、たぶんビックリしただろなぁ。

六箇小学校
 やっぱし、午前の涼しいうちに歩いておくもんですなぁ。


 三角のピラミット山のように見える秋葉山は、朝霧に霞んでいます。


 六箇小学校の道端で一休み。


 ここで貰ったキュウリの袋の中を見ると、ゲッ!!・・7本も有った。
 せいぜい2・3本程度と思ってたが、こんなに食べれるかなぁ。
 σ(*_*)カッパじゃないんだけれどなぁ。


 少しでも荷物を軽くするため、早々に1本食べたが、昨日ほどの塩っぱさが無く、あんまり漬かっていまへん。
 あちゃあぁ・・失敗したかな。


 歩いてると対面の丘の上に、白い大きな教会のような建物がみえます。


 あんな所まで行って結婚式するのじゃろおか?
 それとも怪しい宗教団体が、信者から金をせしめて建てたのでしょうか?


 地図を見るとその付近に「上越国際十日町ゴルフ場」が有るので、その施設かもしれまへん。
二ツ屋二ツ屋二ツ屋

 「二ツ屋」集落に入り、温泉旅館「鷹の湯」前に丸太のベンチが有ったので、そこでも一休み。
 こんな所に温泉が有るとは思わなかった。


 後ろの石碑には「水が無くて、施設してくれた労力記念」のような事が書いてあり、この付近の先人達は水道が無く苦労したらしい。


 この付近に伝説の有る池が有るらしいが、どれだけ離れているかわからないので行かなかった。





 再びテクテク・・・
 後ろを振り返っると、先程見えた丘の上の白い教会が見えます。


辰ケ平辰ケ平辰ケ平


 「辰ケ原」集落が見え始めた頃から、今までの緩やかな上り坂が一気に急坂になり九十九折りの道になりました。
辰ケ平

 「十二大明神神社」前の木陰で一休み。


 心配していたキュゥリを見ると、スーパー袋の底に有るヤツは漬かってそうなので、1本食べてみたら今度は漬かり過ぎのような感じだったが、塩不足には丁度良いかもしれん。
栃窪峠

 今度から夏に歩く時は、キュウリとナスを塩漬けにした袋をリュックにぶら下げながら歩いたら、ええかもしれんなぁ。


 ノドカに、カッコウが一羽鳴いております。


 凍らせたペットボトルは、もお溶けていましたが、まだ冷たさは残ってました。


 ヨッコラショ・・と「栃窪峠」へ向かって歩き始めました。


 大きくカーブしている山道は、幸い西側に面しているので木陰になっておりますが、午後からここを歩いていたら日差しを受けて暑かったと思う。


 そしてその道際に、腹が立つ事に「ゼンマイ」が生えておりました。
 近かったら採りに来るんじゃけどなぁ。


 やがて青い看板が出ており
「←八箇峠 ↑塩沢 →十二峠と書いてあり、栃窪峠に近づいた感触があります。


 その付近は展望が利いており、白い教会のような建物が遠くの山上に見えます。
 おぉぉ・・・あの麓から歩いて来たのか・・よぉ〜歩いたなぁ。
栃窪峠

 そこのカーブを曲がると、すぐに栃窪峠でした。


 峠近くの木陰で、まずは一休み。


 そこらの草むらを、ゆっくり観察すると
「熊に注意の立札。
 ゲッ!!・・・んな事、聞いてなかったぞ。









注意
 
このホームページは、サーバーを変更したので以後更新を行いません。
 無料サーバーを使用しているため、更新が行われないと、数ヶ月後に削除されるらしいです。
 お手数ですが「第一部」と称していた「遍照の響き」に移動して頂き、以後はそちらの該当ページを参照してくださるよう、お願い致します。
           H23.10.27  亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・