H20.5.6 巡礼
H22.1.31 UP




「刈羽」集落を抜け「滝谷」に入ると、コンモリとした山・・と言っても、この付近の道筋はタンボとコンモリした山ばかりだが・・・山麓に5番札所「宝蔵寺」が有ります。


初めての人は場所がわかりにくいと思うので、道筋の看板を発見してください。
たいていの人は、寺が有ったと喜んで、すぐに山門を探してそこへ向かうと思いますが・・
しかし、お待ちなせぇ。
山門へ行く道筋の少し手前付近に、広場のようになっており石塔が立っています。
はい、正直言いますと山門がわからず、石塔が有ったので、そこが寺への正式な入口だと思ったのです。(^O^)ワッハッハッハッ・・・

なんだ、つまらん、そんな事で引き留めるな、この忙しいのにぃ!!・・と思われるかもしれまへんが、実はその広場の山際に「岩屋不動尊」ちゅうのが有るんですがなぁ。
たいていの人は、忙しいので見落としていると思うが、σ(*_*)はヒマ人なので見つけました。
石碑には「岩屋不動尊の由来」と書いてありますが、σ(*_*)あんまりカシコクないので、縦読みどころか斜め読み・横読み・。逆読み・飛ばし読み等、3回ほど読み直したが、その云われ由来がどうしてもわからんかった。
わかったのは、「この御霊水は法要時の加持水としてお供えされる」という事だけだった。

へえぇぇ〜・・・こんな所に御霊水なんぞ有ったのか・・知らなかったなぁ。
ネットで下調べした時や、地元の資料でもそんな御霊水が有る事は聞いた事がなかった。
石碑の横に石で組んだ暗い穴が有りましてのおぅ・・・
中をソオッーと覗いて見ると・・
ワッ!!・・・クモの巣が・・ペッペッ・・・
クモの巣をどかして、背を屈めて少し中に入ると白いスペード形の物が見えます。

たふん蝋燭立てじゃろおと思い、懐中電灯を持ってなかったので何も見えなく、その場で引き返そうと思いましたが、それでも念のためそのスペード形に向かってデジカメで写真を撮ったら、その奥に石仏が一体有るのがわかりました。
下は水が溜まっているようで、地下水なのか滴り水なのかわかりませんが、それが御霊水なのでしょう。
入口に蜘蛛の巣が張ってたりしたので、あんまり・・というより関係者以外は人が来ないのでしょうなぁ。
それ以前に、この「岩屋不動尊」の存在を世間の人が知らないと思う。
悪どい金儲けを考える寺ならば、それらしい伝説を作って万病に効くとか何とか宣伝して、茶碗1杯位の水を100円くらいで売りつけるだろおに・・・(^O^)ケケケケ・・・
さすがノドカな寺のよおで、そんなセコイ事は考えないよおです。



山門脇の看板に由来書が書いて有り、「龍の彫り物」「だれだかが使った籠」「200年の大ツツジ」が、この寺の売りらしい。

境内で子供とお父さんが野球していたので、参拝する前に本堂の裏へ回って裏山斜面を利用した自慢の200年の大ツツジを見ました。
1本だけ有る赤いモミジの姿形も良い。

そのモミジの枝に札がぶら下がっており「蛍の宿」と題名を書いて、「根本の草を刈らないように・・11月まで二匹の蛍が居た・・」と書いてありました。
この寺にはニワトリが四羽(♂♀共に二羽ずつ)居て、いつもは放し飼いになってるんですが、今日は小屋の中にいました。

以前、寺の奥さんから聞いたのですが、ニワトリにも愛憎の世界があるようで、♂のニワトリに好きな♀のニワトリが居て、ビスケットなどをやると、♂はそのビスケットを好きな♀にやるつもりで取っておき、他のニワトリが来たら追っ払い、好きな♀だけにやるそうです。

ニワトリの世界にも、♀の気を引こうとして、涙ぐましい努力をしとるんですなぁ、σ(*_*)も少しは見習わなくっちゃあ。
本堂に入り参拝しました。
本堂正面の欄間に獅子やら亀の彫り物が有り、それがこの寺の「売り」かと思ってたら、その奥に龍が三匹居ました。




座敷の欄間も拝見すると、鴨居に火縄銃が飾ってあります。
スゴイでんなぁ・・この銃で裏山に住んでいた天狗を退治した・・・と、ウソこいて名物にすれば、ええのにぃ。

廊下の天井に、だれだかが使用した籠が二丁置いてありますが、もう使う事はないでしょうなぁ。
使ったら壊れると思う・・・たぶん・・


本堂窓際には、今は珍しくなってもう見られないランプ等の古物が飾ってあり、古道具屋が見たら涙とヨダレを流して喜ぶと思う。



注意
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無料サーバーを使用しているため、更新が行われないと、数ヶ月後に削除されるらしいです。
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H23.10.27 亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・