H20.5.3 巡礼
H22.1.9 UP





「六割坂」を上がると、すぐに魚売り場等の店が建ち並ぶ所にでます。

その魚店街の中程より「鴎ケ鼻」へ通じる車道が有り、大きくUカーブして上がる車道を歩きますが、できれば近道できる階段が有って欲しい。
もっとも、岬の先端へは車で行く人しかおらず、歩いて行く人なんかほとんど居ないのかもしれんが・・
Uカーブの頂上付近に遊歩道へ行く標識が有ったので、行ってみると「通行止め」の看板が有り、ロープが張ってあります。
あちゃ〜ああぁぁ・・中越沖地震被害で遊歩道が崩れたのかな?・・と思いましたが、ここまで来て戻るのもイヤだし、行ける所まで行ってみようとロープを乗り越えて歩いてみました。

尾根付近で海岸部分が崩れており、コンクリ道はそのまま通れますが、手摺りが無くなってたから「通行止め」にしたんでしょうなぁ。
でも、そこの崩れた場所から海を眺めた景色は、樹木がジャマにならないので、とっても良かった・・と書いたら叱られるかなぁ。
遊歩道を降りて岬先端付近を見ると、柵に色とりどりの何かが一杯、ゴチャゴチャと取り付けてあります。
そのゴチャゴチャした物は、寺で水子供養をしている地蔵さんと共に有る風車とよく似た色なもんで、失礼ながら思わず水子供養を連想しちまった・・・ゴメンネ。

何で、こんな所で水子供養をしとるんじゃ?・・と思ったら、ハート形のプラ板にメッセージを書いて鎖で取り付けてあります。
岬の売店?には「恋人岬」と書いてあり、昔、ここに来た時は、こんなハート形のプラ板なんか無かったんだけれどなぁ・・
ここの岬から見た景色も確かに良かった。
しかあぁ〜しいぃぃ〜・・・・!!
残念ながら、この柵に取り付けてある水子供養に似たゴチャゴチャした物・・・!!
これは何じゃ・?・!・?・!・・・・
仲むつまじいアベックがロマンチックな気持ちに浸り、何か記念を残したいという気持ちはわかるが、だからといって景観を無視した自分勝手なプラ板を取り付けるのは、いかがなものか?。

こんな風に思うのはσ(*_*)だけかな?
自分では、もんのすごくマトモな人物だと思ってるが、他の人から見ると世間一般常識とかけ離れた信条を持ってる変わった人間と思われとるらしいから・・
自分一人だけが思うのだったら恥ずかしいので、ネットで調べると、やっぱりσ(*_*)と同じように思った人が居ました。ヨカッタナァ・・
「越後タイムス「257」06.11.17週末点描」に、「恥ずかしい景観の一つ」「自然の中に描いた落書き」と書いてあり、σ(*_*)が言い表せなかった言葉がズバリと書いてありました。
そもそも、ここは「恋人岬」なんて勝手に名付けていますが、本家本元の「恋人岬」はグアムに有り(と思う)、それにはカワイソーな伝説が有りましてのおぅ。

恋仲のアンチャンとネーチャンが居ましたが、そこはそれ・・カワイソーな家庭の事情が有り、ネーチャンが金持ちの男と結婚をすることになりました。
ところが、あぁたあぁ〜・・・あろう事か結婚式前夜に二人は駆け落ちしちまったんですがなぁ。
どっちが駆け落ちしようと誘ったのかわからんが、それにしても式がオジャンになっちまった何も知らない金持ちもカワイソーな気がする。
駆け落ちがバレちまったもんだから、金持の下男や近所の者達が、ワァワァー言いながら二人を追いかけて来て、ついに岬の先端に追いつめられました。
二人は「もはや、これまで・・・」と思い、これからはどんな事があっても離れないように、お互いの髪と髪を結び、岬の崖から飛び降りた。
というのがグアムの「恋人岬」という話しです。・・・ナムナムナム・・・

しかるに、この越後「恋人岬?」には、どこをどう探せば、そんな由緒正しいカワイソーな伝説が出て来るのじゃろうか?
この岬の海岸崖下には「猩々洞」という洞窟が有り、沢山のコウモリが住んでるという事実しか無い。
「恋人岬」つうのは、いつのまにか、だれか知らんうちに勝手に付けた名前で、そのだれかとは、だれが考えても、当然名付ける事によって利益を得る者じゃろなぁ。
ワッハッハッハッ・・・
フッフッフッ・・・越後屋・・オヌシもワルよのおぅ・・・
伝説・云われが無くても、それらしい名前を付ければ名前に釣られたアホな観光客が「そぉなのかぁ・・」と思って、プラ板を買い求め・・
プラ板の数だけ、オヌシのフトコロには小判がドッサリ・・・
観光雑誌等も、ウソでも何でも、内容がそれらしかったら売れれば良いのじゃ、
この世は商魂たくましく「水心有れば魚心」お互い、持ちつ持たれつつ・・・
いつ見てもこの山吹色の輝きは、たまらんのおぅ・・・越後屋・・・ヒッヒッヒッ・・・
やがて100年もたてば、だれかが作った自分勝手な伝説が一人歩きして、正統な伝説になっちまうじゃろ。


既に「岬に設けられた柵にカップルでカギをつけると将来幸せに結ばれる」という、何の根拠も無い言い伝えが既成事実化されかかっております。
ウソォコケエェェ〜・・・!!
んな事、聞いた事もねぇぞぉ。!!
しかし、お隣の国が「竹島は韓国領だ」と言い張って、既成事実化を計っとるように、ウソでも、それを言い続ければ、ホント?と思われ始めます。
ここは佐渡弥彦米山国定公園に指定されてるようです。
たいていの景勝地には行政機関により、設置する物等に制限・規制の網が掛かるはずですが、だれもモンク言わなかったんじゃろか?
それともお代官様には越後屋から、ズシリと重たい菓子箱が届いているので、規制の網を、うまく潜り抜けているのだろうか?



関係各位の御一同様。
なにとぞ今一度、あの風景が岬にふさわしいか、よぉ〜く見て考えてください。
デジカメで風景写真を撮る時は、なるべくその箇所が写らないように意識的に外しましたが、やっぱし、チョッピリどうしても写る。



注意
このホームページは、サーバーを変更したので以後更新を行いません。
無料サーバーを使用しているため、更新が行われないと、数ヶ月後に削除されるらしいです。
お手数ですが「第一部」と称していた「遍照の響き」に移動して頂き、以後はそちらの該当ページを参照してくださるよう、お願い致します。
H23.10.27 亭主 拝 m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・